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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第181話
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とんでもない事が起こります!!」

「そのとんでもない事って何なんだっつーの!?」

ティオの警告を聞いたランディは厳しい表情で叫び

「クッ……!お願い、間に合って!」

「”ミトスの民”よ……どうか私達を守って……!」

「「イースよ………!」」

「お願い……!”あの時と同じ状況”になって……!」

ミントは唇を噛みしめて両手から戦場全体を照らす神秘的な光を放ち、クレハやフィーナ、エイドス、キーアは全身から神気をさらけ出しながら祈った。そして”碧のデミウルゴス”が片腕を振るったその時、キーアとロイド達以外全員――――エステル達やセリカ達、”Z組”のメンバーや他にもエイドスを含めた多くの仲間達が消えた!

「なっ!?リィン!?エリゼさん!?」

「エステルさん達やセリカさん達まで消えました……!」

「オイオイオイッ!?何が起こったんだ!?」

「みんなは一体どこに………」

周囲を見回したロイド達は混乱していた。



〜異空間〜



「………?あら?一体ここはどこかしら?な〜んか、見覚えがある景色だけど………」

異空間の足場に転移して来たカーリアンは目を見開いて周囲を見回して首を傾げ

「!?お、おい、リース!この場所は……!」

「”幻影城”で姉様……いえ、ケビンの”聖痕”と決着を付けた所……!」

同じように転移して来たケビンとリースは信じられない表情をし

「ハアッ!?じゃあここは”影の国”なの!?」

リースの言葉を聞いたカーリアンは驚いた後信じられない表情をした。

「………もしかして………」

その時ケビン達の傍にいるエイドスは真剣な表情で考え込みながら呟き

「!!エイドスさん、無事やったんですね!?」

「その様子だと今の状況がわかるのですか?」

「他の人達はどこに飛ばされたか、わかるかしら?」

エイドスに気付いたケビン達はそれぞれ真剣な表情で尋ねた。するとその時、異空間からケビン達にとって見覚えがあり、”影の国”の最終決戦で戦った相手にして”碧のデミウルゴス”の力で強化された”碧き意志”アニマ=ムンディ・ゼロがケビン達の目の前に現れた!

「んなっ!?」

「”影の国”のケビンの”聖痕”………!」

「ハアッ!?ちょっと!一体どうなっているのよ!?さっきケビンに殺された女が完成させた”至宝”のコピーの本物を作ったアンタなら何か知っているんじゃないの!?」

”アニマ=ムンディ・ゼロ”を見たケビンは信じられない表情で口を大きく開け、リースは厳しい表情で叫び、リースの叫びを聞いたカーリアンは驚いた後エイドスに視線を向けた。

「―――”因果”です!”零の至宝”は因果を操り、時空にも干渉する存在!クロ
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