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028「エルフ娘と、備中鍬」
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んだねー!わ、わかるよー!」」
「わ、吾輩達の身体じゃ、この道具は無理にゃー!」

『感謝どころか、恐怖されている件』
『そりゃ、上司が現場の事情を無視して、色んな事を押し付けているも同然の行為だからな。
現代社会でやったら、こんなの組織のブラック企業フラグだぞ……』
『現場のシステムを無視して、改革を押し付ける上司。
間違いない、妖精さんはブラック上司の素質があるな……』

この時、領民が素直に従ってくれる。
シルバーはそうやって楽観視した。






数日後、再び、エルフィンを連れて、畑へとやってきたシルバー。
領民達の手には金属製の備中鍬……はなく、木製の単純な鍬が握られていた。

「おいこらっ!?
俺が上げた備中鍬はどこにやった!?」

自動小銃を片手に握っている妖精の姿に、領民達は恐怖した、一匹の猫人が緊張しながら返事を返してくる。

「う、売りましたにゃー。高値で売れて大儲けですにゃー。
今年はこれで食っていけそうですにゃー」
「こら、正直に言っちゃダメだべ!殺されるべよ!」
「ご、ごめんなさいですだ!
売ったら金になると思って、売ってしまっただ!」
「許して欲しいのにゃー!」

『ここは暗黒大陸か!』
『ちょwwwww農業に使う道具を売るとかwww』
『上からやる改革は、大抵は成功しないぞ。人間は命令されたら反発する生き物だからな!』

シルバーとエルフィンは唖然とした。
特にエルフィンは、エルフ耳がピョコピョコ激しく動いて、興奮している。

(た、大変なのですっ!
このままじゃ、オジサン達が大量虐殺されちゃうのです!
ど、どうすれば良いのですか!?)

エルフ娘は隣にいる最高権力者が、どのように怒るのか恐れた。
村人が数十人単位で死ぬかと思われた。自動小銃AK47の殺戮能力があれば、この場にいる全員を1分以内に殺せるだろう。
だが、エルフィンの予想に反して、シルバーは落ち込んだ表情で――

「あ、うん、そうか……。
売ってしまったのか……」

『妖精さん、とりあえず、罰金をとった方がいいですぞ!』
『……公共の備品だからな……ナァナァで済ますと後が大変な事になりそうだ……』

「じゃ、お前ら罰金な。
後で、相場を調べて決めるから、ちゃんと金を用意しとけよ」 

『全く躊躇がないだと!?』

「あ、悪魔にゃー!?恐ろしいお方ですにゃー!」
「や、やめるだ!トカゲどもみたいに殺されてしまうだっ!」
「ゆ、許して欲しいですだっ!べ、別に悪気があってやった事ではないですだ!」

顔がトカゲだったり、熊だったりする亜人達は、シルバーの要請を拒絶した。
そこに、黒いドレスを着た、銀髪ロリがやってくる。
シルバーの嫁のプラチナだ
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