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026「エルフ娘、妖精さんの秘書になる」
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る。
それだけで、どこかで大量殺戮が行われたんだなと、領民は理解できてしまった。

(この骸骨……外見が怖くて嫌なのです……。
弱い弱いと言ってますけど、そう簡単に壊れない時点で、恐ろしい存在なのですっ……!)

エルフインと、領民の意見は同じだ。平然と、動く骸骨を量産するプラチナの倫理観に、恐怖するしかない。
だが、この場には、プラチナの恐ろしさを欠片も知らない新参者達がいた。
南の海からやってきたリザードマン。緑色の鱗に覆われた蜥蜴人間が10匹いる。

「ぎゃはははは!あんなショタとロリが領主だぁ?
バカをいうんじゃねぇ!
どうせ、豚人間600匹を倒したのは嘘だろ!」

「「そーだ!そーだ!」」
「「弱者がリーダーなのは可笑しいぞー!ギャハハハハハ!」」

そんな罵声が場に響いた。そんな状況でシルバーは――

「諸君!俺は今日から、領主になったシルバーだ!よろしく頼む!」

『妖精さん、蜥蜴の罵声をスルーすんなwwwww』
『このショタ妖精っ……!全くアドリブができない大根役者だわっ……!』
『事前に決められたセリフしか言えない妖精さんwwww』

「無視するんじゃねぇ!このクソチビがぁ!」

リザードマンの指導者らしき男が、顔を真っ赤にして怒鳴ってきた。
群衆を掻き分けて、シルバーのところへと近づいてくる。
エルフィンは、暴力の気配に、体が恐怖でビクンビクン震えた。

(た、大変なのですっ……!
このままじゃ、本当に、大変で、大変な事になるのですっ……!)

エルフ娘の視線は、シルバーの両手に注がれていた。
地球で、最も人間を大量殺戮した虐殺マシーンがあるのである。
こんな場所で、その殺戮マシーンが性能を発揮したら、紛争地帯みたいに、死体が量産される事、間違いなし。
シルバーは、武器を持っているせいか、余裕ぶった態度で、リザードマンに問いかける。

「いや、豚人間を倒したのは、本当なんだが……ところでお前は誰だっけ?
種族は、トカゲ人間?」

「トカゲ言うな!リザードマンだ!
そしてっ!俺の名前はっ!ゴブリン・ハンターのケロス様だぜぇ!
俺の手にかかれば、どんなゴブリンでも一撃であの世逝きさぁ! 」

『直立二足歩行の蜥蜴……?』
『どう進化したら、こんな生物が誕生するんだ?』
『手足の指の数が、人間と同じだから、きっと人間の遺伝子と合体させて作ったんじゃね?
染色体の数を調べれば簡単に分かるだろ』

シルバーは、目の前にいる蜥蜴が、人間と同じ遺伝子を使っているように思えなかった。
ついつい失礼すぎる質問をしてしまう。

「……えと、職業がゴブリン・ハンター?
それって凄い仕事なのか?」

『凄く弱そうな肩書きだ』
『……いや、豚人間みた
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