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ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
020「妖精さんと、ルパン3世」
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て必要だなって今回の事で思ったよ……。
もしも購入してなかったら、豚人間の苗床……いや、口で言えない感じに、酷い事になっていたと思う」

『妖精さん頑張ったな!』
『良いファイトだったぜ!』
『アメリカ合衆国 VS インディアンの戦ってこんな感じだったと思うお』
『忘れるな。それは君の力ではない。銃の力だ』
『次は自動小銃を使って欲しいお』

「……銃を使ったせいか……ちょっと肩が痛い。
ちょっと一眠りしたい気分――」

シルバーの愛らしい声は遮られた。
大量の豚人間の声が、洞窟の外から響く。

「ぶひぃー!どうして死体だらけブヒぃー!」
「何があったブヒィー!」
「ペロペロ党の襲撃ブヒィー!?」

凄まじい大量の声。全部、聞くだけで頭が痛くなる豚声だ。
それにシルバーは、手先が震えて恐怖する。

「ま、まだ、たくさんいるのかっ……?」

『いや、この口調からどう考えても……』
『オッパイ党の奴らのセリフですお』
『漁夫の利を得る作戦大失敗してざまぁwww性転換させられて性奴隷ENDはよwww』

よくよく考えてみれば、200匹のペロペロ党が勝利して、兵力に余裕がある事そのものが可笑しかった。
オッパイ党は400匹。下手したら金属器を保有している可能性もある集団なのだ。
そんな集団を、ペロペロ党の力で、短時間で壊滅させるなんて困難すぎる。

(ペロペロが言っていた……オヤジに気をつけろってセリフ。
あれってオッパイ党の族長とか、そういう事を指している表現だったのか……?)

『きっと、オッパイ党の連中は、外で狩りとか、お野菜さん(笑)の収穫とかしてたんだよ』
『妖精さんの戦いは、まだまだこれからだ!完』
『ご愁傷さまです』
『命がピンチになったら、妖精さんのケツを差し出せば大丈夫だお!』

「そんな結末は嫌だ!」

ネットの皆は、安全地帯にいるから他人事感覚で話しかけてくる。
厄介な事に、退路を絶たれたも同然な状態での戦いだった。
ネット口座の残金は9500円
少ししか残っていない。
しかも、ワルサーP38の装填数はたったの7発だ。大軍を相手するには不利すぎる。それに――

『なぁ、妖精さん』
『今まで言わなかった事があるのだが』

「ん?」

『妖精さんの動画な……広告停止されているぞ』
『収入ゼロ状態やで……』
『妖精さんは無職にクラスチェンジした!』

「え?」

『どれだけ頑張っても収入ゼロ』
『ご愁傷様です』

「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?
ふざけんな!俺を殺す気か!」

『直立歩行している豚を、大量殺戮する動画を配信したら、そりゃ広告を出しているスポンサーさんが怒るお』
『自業自得だお』
『妖精さんの人生終了
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