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013「妖精さん、愛妻ステーキを食べる」
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料理とかwww焼き方が豪勢すぎるwww』

村の中心部、井戸の隣で、石のプレートを炎で熱して、豚肉を焼いているプラチナがいた。
周りには、数人の骸骨兵士が動き回り、次々と豚肉を焼いて、薫製にしている。
見事なまでに、カルシウムたっぷりの丈夫そうな骨だ。

「骨……?」

『ちょwwwwなんで骨が動いているんwww』
『さすがは異世界、なんでもありだ』

骸骨を見た事で、シルバーは警戒した。
だが、普通に肉を焼いて仕事している様子から、味方だと判断し、プラチナの所へとゆっくり降下する。
そうすると、鼻歌を歌っていたプラチナが、シルバーの存在に気が付き、良い笑顔で近寄ってきた。

「あ、シルバー様!
僕の手料理を食べに来たんですか?
それとも僕を食べます?」

『妖精さん、さぁ、銀髪ロリを食べるのです』
『プラチナたんを食べるお!』
『この銀髪ロリ、無駄に妖艶である』

「う、うん」

「え?
僕を食べたいんですか?
さ、さすが、シルバー様です」

どうやら、先ほどのプラチナの発言は冗談だったらしい。
そうと理解したシルバーは、照れくさそうに――

「いや、そういう事はもっと仲良くなってからかな」

「なるほど、シルバー様は仲良くなってから手を出す派ですか、そうですか。
じゃ、料理が先ですね!
ステーキを焼くから、1分ほど待ってください!
美味しく美味しく焼きますよ!」

そう言って、プラチナは熱した石の上で、豚肉のステーキを焼き始めた。
肉に直接、火が当たらない焼き方だから、ステーキは焦げが少なく、ふっくら焼けている。

『妖精さん、ワンピースはプレゼントしないの?』
『女装した男の娘が使ってました、ワンピースです』

「あとで良いだろ……急ぐような事じゃないし。
それに、このワンピースは、露出が多いから、身体が冷えて風邪をひいちゃうような……?」

シルバーは、片手に持っているワンピースを、近くの岩の上に置き、その場でプカプカ浮いた。
妖精は、空を飛ぶ事を前提にした種族なせいか、足の筋肉が少し弱いようだ。

『ヒモ妖精さん』
『この姿を見ると、ただのニートのようだ』
『可愛い娘に料理を作って貰えるなんて羨ましいぃぃぃぃっ!!』

(俺……プラチナと結婚して彼女を幸せにするんだ……)

『爆発しろ!』
『妖精さんっ!今すぐ爆発するんだ!リア充めっ!』

そうやって待っている事、3分。
木の皿に、ほどよく焼けたステーキが置かれた。
プラチナは、最後の締めに、ピンク色の岩塩をステーキに振りかけて、ニッコリとシルバーに微笑む。

「さぁ!出来ましたよ!
僕ってステーキを焼くのは得意なんです!
死んだお父様も、『お前は肉を焼くのだけは上手
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