暁 〜小説投稿サイト〜
ネット通販は異世界最強なんだよ!(勘違い)・ω・`)ノ
010「妖精さん、物量を覆す策を授かる」
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縞々パンティーを履いてほしいお!』
「くっ……!」
ネットの皆の意思が、嫌な方向で一つになりかけていた。
シルバーには女装の趣味はない。
衣服に無駄な金を使う余裕もない。
それに……地球の全国ネットに、女装した姿を晒すのは、嫌だ。
(こいつらっ……!安全地帯にいるから、適当なことを言ってやがるっ……!)
『女装しても、妖精さんなら似合うから問題ない!』
『さぁ!服を脱いで四つん這いになれ!』
「さ、策を聞いてから考える!
無駄な買い物はできないっ!
話はそれからだ!」
『ふ、良かろう。
俺の考えた策を聞けば、妖精さんは女装する事の必然性に気付くはずだ』
長い長い説明が始まった。
ネットの声が、直接、シルバーの脳に響き、情報として伝わる。
提示された策は、確かに女装をすれば成功率が劇的に上がりそうな完璧すぎる策だ。
(確かに、女装した方が勝率が上がる・・・・!?
豚人間は女の子が異常なくらい大好きな時点で、成功率がほぼ100%……?
こうして、俺が悩んでいる間にも、エルフ娘はエッチィ事されて苦しんでいるに違いない・・・
ど、どうすればっ……!?良いっ……?)
男として苦渋の決断。
こうやって、時間を無駄に浪費している間も、誘拐された女性は凌辱されている。
そう思うとやらざる負えなかった。
シルバーは、ネット通販サイトを表示する。
幸い、安い衣服はたくさんあった。
だが問題は――今の自分は、背中から大きな羽が生えた妖精さん。
羽の動きを阻害する衣服着た時点で、機動力皆無になる。
必然的に、無駄な技術力を注がれた、露出が多い衣服を選択せねばならず、そういう衣服は中古市場でも高かった。
(さ、三千円……!なんだよこれっ……!)
シルバーは、背中が大きく開けた、白いワンピースを購入した。
更に残金が減った。
『縞々パンツもはよ』
『スカートの下がズボンだと、ばれたら失敗するお!』
『女装するなら、パンティー履かなきゃっ・・・!』
『男の娘のパンチラで悩殺するのです!妖精さん!』
(もうやだ、こいつら……)
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漁夫の利(´・ω・`)この戦術は便利だお。
自軍の手を汚さずに、別勢力同士を戦わせて消耗させることで、自国を強国にしたり
離れた地域の一勢力を手なずけて、その地域が統一できないように妨害しながら争わせたりと、色んなバリエーションがあるお。
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