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006「妖精さん、暗黒王子になる」 一章終了
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えないくらい美形ですし!
羽が紫色で特徴的ですし!とっても綺麗な模様ですよね!」
プラチナの目が、純粋すぎる好意で輝いていた。
『妖精さん、誤解どうするん?』
『このロリ面白いwww』
(俺、どうしよう……。
この娘に好かれたい。仲良くなってイチャイチャしたい。
でも、嘘は良くないし……)
「シルバー様!大事なお願いがあるんです!」
プラチナがドレスが汚れるのも構わずに、その場に土下座した。
「豚人間を一匹残らず殺してください!
あいつらのせいで、世界中の女性が迷惑を被っているんです!
主に性的な意味でっ!」
「豚人間……ああ、さっきのレイプ魔か」
「あいつら酷いんですよ!
ほぼ全ての亜人と交配できるから、1匹でも放置すると爆発的に数が増えて、治安が悪くなるんです!
寿命短いから、目先の利益しか考えないし、女の子を見つけたら犯そうとするしっ!
僕の親友も豚人間に誘拐されて行方不明になりました!
今頃、口では言えない感じに……エ、エッチィ事になっていると思います!」
「そ、それは……大変だっ……!」
「だからお願いします!この地にいる豚人間を駆除してください!
僕の身体を好きにして良いです!
それでも駄目なら、誘拐された親友の体も好きにしても良いです!
シルバー様に抱かれるなら、あの娘も納得すると思います!」
『それなんてエロゲー』
『妖精さん、豚人間を皆殺しにしてあげなさい』
『銀髪ロリの頼みは聞かなきゃ……!』
『異世界ハニートラップ〜女の子のためなら本気出す〜』
頼られたシルバーは激しく苦悩した。
ここで我が身可愛さに、豚人間の駆除を拒むという選択肢はある。
だが、彼はプラチナに好かれたいのだ。結婚してイチャイチャして暮らしたい。
色んな思い出をこれから共有して、一緒に仲良く暮らしたい。
ならば、やるべき事は決まっていた。
「全部っ!任せろ!
俺を誰だと思っている!
伝説の暗黒王子ダーク・シルバーだぞ!」
『ちょwwwwおまwwww』
『お前、ついさっき、異世界に来たばかりだろwwww』
『詐欺すんなwwww』
(こ、こんなに可愛い娘に好かれるためならばっ……!
俺は嘘をつく!
ネットの皆に叩かれても良い、ような気がする。
嘘は悪い事かもしれないが、結果的に彼女を幸せにすれば大丈夫なはずだ!)
シルバーのイケメンすぎる行動のおかげで、プラチナの顔が、満面の笑みに染まった。
「さ、さすがはシルバー様っ……!
英雄の中の英雄ですっ……!
あれだけ強力な魔法を無詠唱で使えるなら、豚人間の百匹や二百匹くらい軽いですよね!」
「え?」
『数多いwww』
『妖精さんが死んじゃう!』
「豚人
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