第180話
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にさせると共に身体を震わせ、唇を噛みしめて歯ぎしりをしながらエイドスを睨み
「………ここまでか………」
イアンは重々しい様子を纏って呟いた。
「自分では………私怨のつもりではないと思っていたのだが………やはり……どこか欺瞞があったようだ。だからこそ空の女神どころか他の神々自身の怒りを買ってしまい……この場に呼び寄せる事となり……その結果がこれか…………………先程のロイド君に諭された時………まるでガイ君に諭されているような気分だったよ。」
「………先生………」
イアンの話を聞いたロイドは複雑そうな表情をし
「……すまない。君に言えた義理ではなかったな。…………………」
イアンは目を伏せて呟いた後黙り込んだ。そして黙り込んでいたイアンは振り向いて幹に埋まっているキーアを見つめて言った。
「……キーア君。色々と惑わせて済まなかった。君は、君自身の判断で………どうするかを決めるといい。君にはもう、それができるはずだ。」
「………センセー………」
イアンの言葉を聞いたキーアは複雑そうな表情をし
「そしてマリアベル君……期待に応えられなくてすまない。どうやら私の出番はここまでのようだ。大人しく私と共に法……いや神々の裁きを受けて世界中の人々に対して償おう。」
イアンはマリアベルを見つめて言った。
「うふふ……構いませんわ。もともと先生には、計画の総合的なプランニングをお願いしていただけですから。――――ですが、裁きは先生だけが受けてください。」
イアンに見つめられたマリアベルが怪しげな笑みを浮かべたその時なんとマリアベルは杖を掲げて異空間から魔力によって発生した槍を放った!放たれた槍はイアンを貫くと共に吹っ飛ばした!
「………ぐふっ………」
柱に叩きつけられたイアンは口から大量の血を吐き
「!?」
幹に埋まっているキーアは血相を変え
「なっ………!?」
「ベル……!?」
マリアベルの行動にロイドは驚き、エリィは信じられない表情でマリアベルを睨み
「………はは………これも……因果応報か……ガイ君………ロイド君………すまな……かった………」
自分の血によってできた血だまりに倒れているイアンは寂しげな笑みを浮かべた後意識を失った!
「イアン先生……!」
「……なんて事を………」
「彼は君の味方だったんじゃないのか!?」
イアンの様子を見たティオは声を上げ、リーシャは厳しい表情で呟き、マキアスは怒りの表情で叫び
「今ならまだ間に合うかもしれないわ!キーアちゃん!」
「うん!」
セシルはロイド達の傍にいるキーアに呼びかけた後、キーアと共にイアンに走って近づいて治癒魔術
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