第179話
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………女神すらも超えているなんて………」
「そうですね………世界を創り変えるなんて事は私の力では不可能です。」
キーアの話を聞いた気配を隠しているケビンは真剣な表情になり、信じられない表情で呟いたリースの言葉にエイドスは静かに頷いた。
「うふふ……素朴な疑問なのですが……何故この場に未来のキーアさんが現代のロイドさん達と一緒にいるのかしら?」
その時マリアベルは怪しげな笑みを浮かべて尋ねたが
「………ロイド達を手伝う為だよ。それに………”未来のキーアが今ここにいる時点”で、”マリアベル達が敗北する事が決定している未来”もわかっているんじゃないの……?」
「………何ですって……!?紛い物の分際で随分と大きな口を叩きますわね…………!」
「馬鹿な………一体何故………」
真剣な表情で答えたロイド達の傍にいるキーアの話を聞いて厳しい表情でロイド達の傍にいるキーアを睨み、イアンは狼狽え
「ベル!今の言葉、取り消しなさい!」
「人を紛い物扱いするなんて、彼女は本当に僕達と同じ人間なのか?」
「むしろ”魔女”って言った方がしっくりくる。」
「まあ、実際古代の錬金術師だからその通りだよね〜。」
「…………………」
マリアベルの言葉を聞いたエリィは怒りの表情でマリアベルを睨み、マキアスは厳しい表情でマリアベルを睨み、フィーは静かに呟き、フィーの言葉を聞いたミリアムは頷き、エマは複雑そうな表情で黙り込んだ。
「フン………キーアさん、今の話は一体どういう事ですか?」
エリィ達に睨まれたマリアベルは鼻を鳴らした後幹に埋まっているキーアを睨んで尋ね
「…………………」
尋ねられたキーアは黙り込んでいた。
「…………………」
キーアの様子を見たマリアベルは唇を噛みしめてキーアを睨んでいたがすぐに気を取り直してロイド達を見つめて説明し始めた。
「この”碧の大樹”――――キーアさんの力を増幅し、七耀脈を通じて世界”そのもの”とリンクできる神樹があれば……悲劇を回避できるどころか、先程先生が仰っていたレベルで現実を改変する事が可能なのです。」
「………!」
「それがこの”大樹”の力……」
「………オイオイ………シャレになってねぇぞ……」
「め、滅茶苦茶だ………!」
「………だがそれはあまりにも人々が紡ぐ歴史を愚弄している行為だぞ………」
マリアベルの説明を聞いたロイドは目を見開き、ティオは真剣な表情になり、ランディは厳しい表情で呟き、マキアスは信じられない表情になり、ヴィクターは怒りの表情でマリアベル達を睨んだ。
「うふふ……素敵でしょう?こんな”素敵なもの”があればもう何も恐くない……!世界の全てに幸福を与え、哀しい
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