第178話
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リゼは不思議そうな表情で尋ね
「ああ………朧げながら……キーアの真の力というものがわかった気がする。」
尋ねられたロイドは真剣な表情で答えた。そして昇降機は最上階に到着し、ロイド達は先を進んで最奥に到着した。
〜最果ての道〜
「―――来たか。」
「うふふ……ようこそ。世界の最果てにして全ての因果律の中心へ。」
最奥に到着したロイド達を待ち受けていたのは大樹の幹らしき部分の前でイアンとマリアベルがそれぞれロイド達を見つめ
「ロイド………エリィ……ティオ……ランディ………それにツァイト達や……………貴女は……………」
幹の部分に埋まっているキーアは辛そうな表情でロイド達を見回した後ロイド達と共にいるキーアに視線を向け
「……………………」
キーアは目を伏せて黙り込んでいた。
(リース、ワジ。手筈通り動くから、いざという時のフォローは任せたで。)
(了解。)
(フフ、”外法狩り”の復活だねぇ?)
そしてケビンは真剣な表情でリースとワジに耳打ちをした後気配を消してその場から去り
「…………(まさか……ワイスマンのように…………)………」
「……………?」
ケビンの行動に気付いたヨシュアは真剣な表情になり、フィーは首を傾げた。
「キーア………!」
「よかった………無事でしたか……」
「キー坊、大丈夫なのか!?」
「もう……!心配ばかりかけて……!」
一方幹に埋まっているキーアを見たロイド達はそれぞれ声をかけ
「―――お久しぶりですね、キーア。私達も帰ってきましたよ。」
「約束、ちゃんと守ったよ!」
「今助けますから待ってて下さい!」
セティは微笑み、シャマーラとエリナはそれぞれ真剣な表情で声をかけた。
「………ゴメンね………キーア……ロイド達に……ずっと話せなかった事があって……黙っていて………騙していてゴメンなさい……」
幹に埋まっているキーアは涙を流して悲しそうな表情で答え
「……謝らないでいい……!負い目に感じる必要もないんだ!」
「あなたが無事でいてくれるだけでわたしたちには十分です……!」
「それに子供なんて、多かれ少なかれ親に隠し事をするのが当たり前だっつーの!」
キーアの言葉を聞いたロイド、ティオ、ランディはそれぞれ真剣な表情で答え
「そんな当たり前の事すら利用してキーアちゃんを唆した――――ベル、イアン先生!貴方達の仕業ですね!?」
エリィは怒りの表情でマリアベル達を睨んで叫んだ!
「ああ、その通りだ。」
「うふふ……恐いですわね。ですがわたしくし達は最大限にキーアさんの意志を尊重していますわ。そうですわよね――――
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