第7話 激戦開幕! 幻想郷に安息の地はないのか!?
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知ってもらうとしよう―――」
「望むところです! どちらが紅魔館の門番に相応しいのか互いの拳で問う事としましょう」
「ならばその勝負、この俺が見届けよう」
ついにはケンシロウまでもがすっかりその気になってしまい美鈴達の勝負の見届け役を買って出る羽目にまでなってしまった。
「駄目だこりゃ、こうなったら手早くちゃっちゃと終わらせなさいよね。私は近くで休んでるから」
そんな彼らの盛り上がりとは裏腹に霊夢は全く興味なしかの如く戦いの巻き添えを食らわない程度の位置で座り事が終わるのを待つとしていた。
「いざ、尋常に―――」
「「勝負!!」」
互いに戦闘開始のゴングを叫び、両者が拳を握り締めて殴り掛かろうと飛び込んでいく。
尚、ライガとフウガが二人掛かりで美鈴に挑むのは反則じゃないのか? って言うツッコミはナッシングの方向で頼んますばい。
「あらあら、随分と楽しそうねぇ・・・三人とも?」
「「「ギクゥッ!!!」」」
折角この小説初のガチバトルに突入しそうになっていたのを、突如としてその一声が遮って来た。
その声を聴いた途端美鈴はおろか、ライガとフウガまでもがその場で硬直してしまったのだ。
三人の体からは滝の様に汗が流れだしているのがケンシロウの目から見ても明らかに分かる。
「大事な門番の仕事を放棄して三人で何をしているのかしら?」
「い、いや・・・我々は決してサボってなど―――」
「そ、そうだ! 決してサボってなどはいない―――」
「えと・・・あの・・・その・・・・」
声の主が門を開き姿を現せた。三人の視線が一斉に門から現れて来るであろう声の主へと向けられる。
其処から出て来たのは一人の女性であった。銀色の髪に凛とした顔だちとは裏腹に鋭い眼光を持ったメイド服を着た女性が現れたのだ。
そんな女性を見た途端、三人はまるで蛇に睨まれた蛙の如くガチガチと震えて動かなくなってしまった。
「どうした? 勝負はしないのか?」
「い、今はそれどころではない―――」
「そうだ、我らにとっては死活問題なのだ―――」
「さ、咲夜さん・・・」
美鈴が女性の名を呼ぶ。その刹那の事だった。瞬きする間もなく、美鈴、ライガ、フウガの三名の額には一本のナイフが突き刺さり、三人は全く同じタイミングで仰向けに倒れ込んでしまった。
「全く、あんた達は何をやってるのよ! まずはライガとフウガ!」
「「は、はい!!」」
咲夜の号令に二人の大男は即座に反応し立ち上がった。
「何度も言ってるでしょう! 此処で門番をするにしても紅魔館の者として恥じない服装をしなさいと口が酸っぱくなるほど言った筈よ!」
「で、ですから我らはこうして恥じのない服装を―――」
「上半身素っ裸な上にパ
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