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時には派手に
第三章
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ッリの歌を聴いた、コレッリは幕を止めたうえでだった。
 アリアを歌いきった、そして深々と一礼をした。それから再び拍手と喚声が歌劇場を支配した。
 その拍手と喚声が終わってからようやくコレッリは楽屋に戻った、そして。
 周りの者達はそのコレッリにだ、笑顔で声をかけた。
「まさかそうされるとは」
「二度も歌われるとは」
「しかも降りるカーテンを止めて」
「凄いことをしましたね」
「ちょっとね」
 それこそとだ、コレッリも話した。
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