暁～小説投稿ｻｲﾄ～:殺せない第二章

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殺せない

第二章
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た。そして。
　すっとだ、その雪の様に白くなった顔を微笑まさせて言ったのだった。
「なら見ていてくれるか」
「見届けろというのか」
「それを頼めるか」
「済まぬ」
「いい、無理を言ったのは俺だ」
　微笑みのままの言葉だった。

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