第一章
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部下達に命じた。
「陣を乱すな、前に出て来た兵を撃て」
「このまま守り」
「そのうえで」
「そうだ、夜だからといってだ」
それでもというのだ。
「恐るな、鉄砲の射程は我々の銃の方が上だ」
「それ故にですね」
「陣を崩さず守っていれば勝てる」
「そうなのですね」
「そうだ、惑うな」
何といってもというのだ。
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