第三章
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階級
マウリア軍の階級は下記の通りである。
兵士
三等兵
二等兵
一等兵
上等兵
兵長
下士官
伍長
軍曹
上級軍曹
曹長
尉官
准尉
少尉
中尉
大尉
佐官
少佐
中佐
大佐
将官
准将
少将
中将
大将
元帥
尚元帥は統合作戦本部長等数人のみとなっている。軍はマウリア国防省の指揮下にあり最高司令官は国家元首であるマウリア政府主席が持っている、マウリア政府主席は各州及び藩王領の軍隊も指揮することが出来必要に応じてその人事の決定権も持っている。国防省も各州政府や藩王領の軍隊を統制下に置くことが可能である。国防省の最高責任者は国防大臣であるが文民が任命される。マウリアもシビリアンコントロールが徹底している。大統領や大統領の代理として軍を動かす権限を持つ首相及び副首相、無論国防大臣の権限はかなり強い。ただ連合程文民の現場への介入や恣意的な人事等のシビリアンコントロールの弊害は生じていない。このことにもカーストが影響していることは言うまでもない。
制服組のトップは統合作戦本部長であり宇宙艦隊司令長官と共に元帥が任命される。元帥は他には後方支持部長や参謀総長、教育総監等が任命される。階級の一つでありエウロパの様に元帥府を開く権限はない。実動部隊は宇宙艦隊司令長官の権限である。作戦立案は参謀総長の権限でありそれぞれの役分は確立され自分の権限外の分野への介入は出来ない。
大将以降の任命は閣議の決定のうえで議会の承認が必要であり中将までは国防大臣の任命となる。
戦略思想は国防を念頭に置いており他国に進出したうえでの戦闘行為はあまり想定していない、だが戦乱が続くサハラとの国境においての偶発的な紛争の勃発や難民の突然の流入に備えてこの方面の国境警備は厳重である。そして諜報活動には実はかなり力を入れていて各国の情報を入手している。連合やエウロパの軍事情報を入手してそれを自国に活用することにも熱心である。特に連合に対しては中央政府軍が設立されてから軍事技術の発展が顕著なので盛んに諜報活動を行い軍事機密を入手し自国軍に利用すると共にエウロパにその情報を意図的に流しそれによりバランサーとしての勢力均衡を図っている。国防を念頭に置いているので補給システムは連合程発達しておらずあくまで国内での軍事行動を念頭に置いたシステムである。
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