第二章
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スルタンはその娘さん達も観ていましたが。
その中にです、鳶色の目と髪の一際背が高く明るい顔立ちの女の子を見付けました。スルタンはその女の子を観てです。
スルタンは着ていた上着を思わず肩から落としそうになりました、それで慌てて着なおしてです。
そしてです、アリババにこっそりと囁きました。
「あの背の高い娘のことをね」
「あの娘さんをですか」
「ちょっと調べてくれるかな」
「若しや」
「うん、顔と外見はね」
この二つはというのです。
「とても気に入ったから」
「だからですね」
「性格もよかったら」
それならというのです。
「是非にね」
「わかりました、それでは」
「どの村かはわかってるから」
スルタンは治める領内の全ての街や村、川や湖等の名前や場所、至る道等まで全て頭に入れています。そうでなくてはいい政治が出来ないからです。
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