第四章
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るわ、それじゃあ」
「今日はバイオリンです」
「西洋風ね」
「その後はコーランをお読み下さい」
こちらも忘れていなかった、イスラム教の根幹も。
「全てはそこにあります」
「人として大事なことは」
「そうです、ですからバイオリンも学ばれ」
「コーランも読んで」
「今以上によき方になられて」
そのうえでというのだ。
「ご結婚を迎えて下さい」
「そしてその時は」
「より磨かれたご自身をあちらの方にお見せ下さい」
アバヤを脱いでというのだ、そのうえでバイオリンの教師を迎えてだった。
サウサンはこの日も学んだ、己を磨く学問を。結婚して伴侶にその美しい姿を見せる為にも。
アバヤ 完
2016・8・27
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