第3章:再会、繋がる絆
第61話「傷ついてでも動く」
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.。巻き込んじゃって...ごめん...。」
「聖司...?聖司!!」
....だけど、無常にも聖司の心臓は、そこで止まってしまった。
「....おい....嘘だろう....?」
目の前で、命が消えた。その事に僕は茫然自失となる。
「聖司...!聖司...!...っ、ぁああああああああああああああああああ!!!」
親友を喪った。その事に僕は声の限り慟哭を上げた。
どうして気づけなかった。どうして救えなかった...と。
「.........。」
...目を、覚ます。そこは夢で見ていた光景じゃない。どこかの部屋だった。
「あ、目を覚ました?」
「....えっと...那美さん...?」
僕が目を覚ましたのに気づき、那美さんが声をかけてくる。
...はて、どうして那美さんが?
「ここは....。」
「ここはさざなみ女子寮の私の部屋。...久遠に連れられて発見した時は、驚いたよ。」
「...そういう、事ですか...。」
つまりは、久遠と那美さんによってここに連れられ、僕らは手当てされたようだ。
...っと、椿と葵は?
「二人の症状はもっとひどいから、まだ目を覚まさないんだけどね...。」
「...無事...ではないけど助かったのか...。」
偽物にやられ、挙句適当な場所に転移だ。
もし久遠に見つからなかったら、そのまま死んでいたかもしれない。
「ぐっ....!」
「だ、ダメだよ動いたら!な、内蔵が傷ついているみたいなんだから...!」
「...あぁ、道理で...。」
それだけじゃない。リンカーコアが9割以上損傷しているしな。
「....あれ?リヒトとシャル、それにシュラインは...?」
ふと体を探ってもどれも見当たらない。
「あ...それなら...。」
「ん?起きたようだね。どうだ?調子は?」
那美さんが何か言おうとして、誰かが部屋に入ってくる。
銀髪のショートカットの美人さんで、傍らには....!
「シュライン!」
「ああ、返しておくよ。粗方事情も聴いたしね。」
「え....?」
事情って事は...主に魔法やジュエルシードの事をか?
「ほら、前に私が事件に巻き込まれたでしょ?その時の事もばれてて...。」
「HGS...って知っているか?」
「一応は....。」
確か、大まかに言えば超能力みたいなものだったな...。
「まぁ、それで心を読んでな。それで私も粗方な事は知っている。」
「...それで、リヒトとシャルとシュラインを...。」
「大事な相
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