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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第240話
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ー侯爵家”の当主である父上も貴族連合の首謀者達の一人と判断されているだろうから、連帯責任として同じ”四大名門”が犯した罪を償わせる為に父上が処刑されていてもおかしくなかっただろうね。」

「アンちゃん…………」

リフィアの答えを聞いたサラ教官は血相を変え、マキアスは表情を青褪めさせ、静かな表情で語ったアンゼリカをトワは心配そうな表情で見つめた。

「そ、それにアルバレア公爵家に関しては”一家全員”と言う事は………」

「………当然その中には俺も含まれていただろうな。」

「ユーシス…………」

セレーネは不安そうな表情でユーシスに視線を向け、動じることなく静かな表情で答えたユーシスをガイウスは辛そうな表情で見つめていた。

「それと……”戦争回避条約”の第7項であるアルフィン皇女への処罰の件に関してはアルフィン皇女をエレボニア皇家から抹消並びにメンフィルへの永久追放、そして追放後のアルフィン皇女に関しては侍女として教育し、最終的には私かレン、リフィアお姉様かイリーナ様の専属侍女として働いてもらう……という内容でした。後アルフィン皇女はリィンさんを懸想していましたから、こんな言い方はしたくないのですがせめてもの情けにリィンさん専用の娼婦になるのだったらエレボニア皇家から抹消を撤回して、短期間のエレボニアへの里帰りは許可していたとの事です。」

「なっ!?」

「エレボニア皇家から抹消やメンフィルへの永久追放ってどういう意味?」

「…………エレボニア皇家から抹消はアルフィン殿下がエレボニア皇族でなくなる事に加えてユーゲント陛下達と親子の縁を切らされる事で、メンフィルへの永久追放はアルフィン殿下は2度とエレボニアの地を踏む事ができないという意味だ………」

「しかも戦争で勝った相手の国の皇女をメイドにしてゼムリア大陸で名が知られているメンフィルの皇族の誰かに仕えさせるかメンフィル貴族のリィンの娼婦にさせるなんて、異世界の国々はともかくゼムリア大陸の国々にエレボニアは事実上メンフィルに隷属しているようなものだと知らしめているようなものね。」

「セリーヌ!」

「……………」

「アルフィン義姉様………」

複雑そうな表情で答えたプリネの話を聞いたリィンは声を上げ、プリネの話の内容が理解できていないフィーにラウラが説明し、呆れた表情で呟いたセリーヌの推測を聞いたエマは声を上げ、辛そうな表情で顔を俯かせているアルフィンをエリスは心配そうな表情で見つめた。



「ったく、そんなえげつな過ぎる処罰方法が常識だなんてお前達の世界は物騒過ぎんだろ……」

「……まあ、遥か昔のゼムリア大陸でもそう言った処罰方法が常識だったそうだけど……」

クロウは疲れた表情で溜息を吐き、クロチルダは静かな表情
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