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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第240話
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トだって他人(ひと)の事は言えないの。」

「まあまあ……」

一方フィーナは苦笑し、ジト目でミントを見つめるノイをナユタは苦笑しながら諫めていた。

「え、えっと……それよりも先程から気になっていたのですけどどうしてレウィニアという国の軍隊が今回の戦いに加勢してくれたのですか?メンフィルとレウィニアという国は同盟関係と言う話はプリネさん達からも聞いてはいませんし……」

「というかむしろ敵対していると思うよ。アヴァタール五大国の一つ――――”エディカーヌ帝国”はレウィニアとの仲が悪い上、エディカーヌは”闇夜の眷属”の国である事からメンフィルと仲がいいし。」

「ええっ!?それは本当なの、プリネ!?」

話を変える為に質問したエマの疑問を補足するように答えたエヴリーヌの話を聞いて驚いたアリサは信じられない表情でプリネに訊ねた。



「ええ。まあ、色々と理由があって両国共にすぐに戦争が起こる程険悪な関係にはなっていないとの事ですけどね。」

「それでも変な話だよね〜。敵対している国と仲がいい国に加勢するなんて。」

「ミ、ミリアムちゃん。」

プリネの説明を聞いて言いにくい事をハッキリ口にしたミリアムの疑問を聞いたクレア大尉は冷や汗をかいた。

「……双界を守る為には戦力がいると思い、俺が水の巫女に今回の戦いの件を教え、一部でもいいからレウィニア軍を派遣できないか訊ねた時水の巫女が俺に異世界への転移門を管理しているメンフィルを説得する為に俺をレウィニアの外交官にして、俺がメンフィルを訊ねてレウィニア軍が今回の戦いに参加できるようにした――――それだけだ。」

「リウイ達にとっては寝耳に水な話だったそうじゃがな……何せお主と来たらリウイや父上にアポイントも取らずにいきなり帝城を訊ねてリウイと父との面会を要求したとの事だしな。」

ミリアムの疑問に答えたセリカに続くように呆れた表情で答えたリフィアの話を聞いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ

「外交官がアポイントも取らずにその国の皇に面会を要求するとか非常識過ぎんだろ………」

「というかそれ以前にセリカに外交官が務まる訳ないじゃん。その”水の巫女”っていう女神様は一体何を考えているのかしら?」

「ハハ……多分だけどセリカさんがリウイ陛下達と面識があるからじゃないかな。」

トヴァルは疲れた表情で呟き、ジト目で呟いたエステルの疑問にヨシュアは苦笑しながら自身の推測で答えた。



「……ちなみにありえないとは思うけど加勢に来たそのレウィニアっていう国の軍隊が今回の戦いが終わった後にメンフィルの時みたいに異世界での拠点を作る為に異世界に侵攻するつもりとかないでしょうね?」

「サ、サラ教官。」

真剣な表情でセリ
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