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ヨハンだがこんな状況を覆す
世界への表明
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り・戸籍…そういった寄る辺が無い状態で活動をしていた。
 そして、活動のための人員を欲して、あの暗闇の密林戦闘に介入。ホリーを助けた。
 彼らは、ただ生きる又は、死ぬ事を良しとせず。生まれたからには、地球に対する責務を、全うしようと考えたのである。

 そんな彼らに比べ、なんと小さい自分か。
 彼らの考え方は可能性を見ながらも、現実的に考えている。
 そう、大事なのは【不確定な未来を、良くするための現実的手段】なのだ。

 セルゲイグループ、ハーキュリーグループ、FF
 この三つの頭目は、硬く握手し平和を望む志を同じくし。
 協力して、動くことを互いに対して誓った。


 そして、声明を出す。市民たちの多くは、事実を知らない。
 だからこそ、ハーキュリーは軌道ステーションの占拠をしたのだが…。
 原作とは違い、タチハロがいる現在。彼らには別の手段があった。
 勿論、ヴェーダの工作や妨害を受けないために、タチハロバックアップでシステムの乗っ取りを行う。
 イオリアも支援を行う。

母艦に、簡易的に設置された壇上で、ヨハンの演説が始まった。

 「地球と宇宙に暮らす、全ての方々に述べる。私は、自由なる炎を率いる総帥、ヨハン・ゾルダークです。
 まずは、公共の電波、並びに通信をお借りしている事について謝辞を述べる。
 私は、今の連邦の言う反連邦組織です。
 私達、FFの目的は、連邦の行った行為を明らかにし、その是非を問うためである。
 連邦が統一という題目を掲げ、行ってきた虐殺・弾圧行為を貴方方は知らないだろう」

 世界中のテレビ、パソコン。そこには、アロウズの行為が加工無しで流れていた。勿論、スイール・リチエラの惨劇もである。

 「目を逸らさず、しかと、胸に刻み込んでほしい。
 貴方方、民衆は指導者を選び。その指導者は、民衆を正しい方向へ導いているという自身の元に
 群れより先を行き、新たな針路を拓き導くのである。
 しかし、先程ご覧になられたと思う。あれが、貴方方が歩いている道の惨状である。
 世界の人々に聞きたい。これは仕方ないのか?服従する事が正しいのか?」

 ヨハンは一拍おき、次の言葉を吐く。

 「否!」 「否!否!否ぁ!」
 「断じて、否である!
 悪を仕方ないと受け入れる人は、悪の一部となるのである。
 悪に抵抗しない人も、実は悪に協力をしているのだ。
 では、服従。これも否である!
 黙って、服従することは、しばしば安易な道であるが
 決して、決して道徳的な道ではない!それは臆病者の道なのだ。

 私は、人の自然な営みに、生まれた存在ではない。デザインベビーだ。
 私を生み出した存在。アレハンドロ・コーナーは自己の欲求で私を生み出した。
 だが、
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