第十話 蘇生アイテムの噂とユニークスキル《糸使い》
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〜アーサー side〜
アーサー「蘇生アイテム!?」
アルゴ「声がでかイ! 他のプレイヤーに聞かれちまうゾ。」
アーサー「わ、悪い。」
今、現在進行形でアルゴと情報のやり取りをしているのだが、ものすごい情報が手に入った。
アーサー「しっかし、このデスゲームで蘇生アイテムねぇ。 にわかには信じがたい話だな。」
アルゴ「最初に聞いたときはオレっちもそう思ったサ。 でも、調べていくうちに、これがガセじゃ無いように思えてきてナ。」
アーサー「その情報、幾ら?」
アルゴ「まだ、分かってないことも有るし、ギルドマスターだがら二万で良いゾ。」
アーサー「それじゃ、ホレ。」
アルゴ「毎度あり。 それじゃあ、その情報だが、クリスマスイブの夜二十四時、このSAOの何処かのもみの木に《背教者ニコラス》っていうボスが出現するらしイ。 そのボスのドロップの中に蘇生アイテムが混ざってるって話ダ。」
アーサー「そのもみの木っていうのは何処なのか分からないのか?」
アルゴ「まだナ。 まぁ、分かったら一番に連絡するヨ。」
アーサー「あぁ。 頼んだ。」
アルゴ「じゃあナ。」
そう言うと、アルゴは消えた。
恐らく隠蔽スキルを使ったのだろうが、俺の索敵に引っ掛からないってどんだけ上げてんだよ。
アーサー「帰るか。」
つい先日、俺達は念願のギルドホームを四十二層に建てた。
因みに『月夜の黒猫団』と共用している。
んで、ギルドホームに帰ってきたんだが、
アーサー「クリスマスの飾り付けには早すぎねぇか?」
現在、まだ十一月の中旬。
幾らなんでも早すぎねぇ?
アーサー「キリト、説明。」
キリト「テンションの高い女子達が男子達の説得を無視してこうなりました。」
アーサー「そのテンションの高くなった理由は?」
キリト「あちこちにクリスマスの飾り付け用アイテムが売ってあったからだそうです。」
アーサー「そんなことでかよ。 まぁ、一度飾ったものをもう一度、外そうとも思わないけどさ。」
でも、客が来たらかなり恥ずかしいぞ。
主に俺が。
ユージオ「ただいまー、ってどうしたのコレ。」
アリス「ユージオ、お帰りなさい。 綺麗だと思いませんか?」
ユージオ「綺麗は綺麗だけど、」
帰ってきたユージオもこの少しカオスな空気に馴染めていない。
つーか、アリス、お前もか。
お前だけは違うと思っていたが。
そして、その日の夜、この少しカオスな状況の中、ギルド内での情報のやり取りが始まる。
アーサー「あー、俺からは蘇生アイテムについてだ。 これはアルゴ情報だから信用しても良いと思う。 クリスマスイブの夜二十四時にこのSAO内の
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