第九話 特別な指輪
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老人からアイテムを受け取る。
ジャック・オー・ランタンだ。
老人「それを使えば大抵の悪霊は追い払えます。 ですが、屋敷の奥にいる悪霊にはそれは効きません。 その悪霊を倒さなければまた追い払った悪霊は戻ってきてしまいます。 では、屋敷までは案内します。」
そう言うと、老人は外に出て僕達もその後ろについていく。
しばらく歩くと立派な洋館が見えてきた。
そして洋館の門の前に着くと、
老人「私が案内できるのはここまでです。 どうかお気をつけください。」
そう言うと老人は消えた。
アリス「や、やっぱり、、幽霊。」
そう言えばアリスってホラー系、苦手だったっけ。
ユージオ「どうする? 怖いならやめるけど。」
アリス「こ、怖くなんかありません! さっさと片付けましょうこんなクエスト。」
ユージオ「わ、分かった。」
そう言って屋敷の中に入ったんだけど、どう見ても驚かせに来てるんだよね。
幽霊が壁から出てきたり、床から出てきたり、天井から落ちてきたり。
幽霊との戦闘は無くても大蜘蛛や蛇との戦闘があるし、トラップが多いし。
背後からゾンビが追いかけてきたときはアリス、「いやあぁぁぁぁ!!!!」って言って先に逃げてたよ。
あれ?
悪霊退治なのに何でゾンビ?
そして屋敷を探索すること三十分。
ボス部屋らしき部屋を見つけた。
アリス「もう、やだぁ。 早く帰りたい。」
ユージオ「この戦闘が終われば帰れるから。」
アリスのいつもの姿が見る影もないよ。
まぁ、可愛いから良いんだけど。
ユージオ「良い? 入るよ。」
アリス「ちょっと待って。 すーはー、すーはー。 ふう。 はい。 もう大丈夫です。 だいぶ落ち着きました。」
ユージオ「じゃ、行くよ。」
扉を開けると中には一人の男がいた。
悪霊「ふ、あの老いぼれにそそのかされここまで来たか。」
ユージオ「ここはあのお爺さんの家だ! 返してもらうよ!」
悪霊「あの老いぼれの家? はっはっは。 笑わせてくれるな。 あの老いぼれは私達がこの屋敷に来たと同時に逃げた。 それはつまり私達にこの屋敷を譲ったと言うことだ。」
アリス「譲った? あの人から譲るなんて言葉を聞いていないのにですか?」
悪霊「ふむ。 どうやら話しても分からないらしいな。」
悪霊が少しずつ大きくなっていく。
悪霊「ここは私の屋敷だ! 誰にも渡さん!」
部屋にロウソクの明かりがついて、ボスのHPバーが現れる。
数は二本。
名前は〈The Demon〉
悪霊そのまま!?
もうちょっと何か無かったの!?
最初の内は攻撃がすり抜け、かなり苦労した。
けれども
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