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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第177話
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くれ。」

ロイドは目を伏せて呟いた後真剣な表情でレンを見つめた。



「?何かしら。」

「マリアベルさんとイアン先生を”絶対に殺さない事”………これだけは絶対に守ってもらうぞ。あの二人には法の元で”裁き”を受けてもらうんだからな。」

「ロイド………」

真剣な表情で言ったロイドの言葉を聞いたエリィは驚きの表情でロイドを見つめ

「ハア………相変わらずお人好しねえ。別にいいわよ?どうせ拘束して法の”裁き”を受けさせた所で”処刑”が執行される事は決定しているようなものだし♪」

レンは呆れた表情で溜息を吐いた後凶悪な笑みを浮かべた。

「………クロスベル帝国が建国されて日が浅く、法もまだ定まっていないのにレン姫は何故そう思えるのですか?」

レンの言葉を聞いたヴィクターは静かな表情で尋ね

「あら、普通に考えたらそうなる事は判り切っている事じゃない。仮初の平和であったゼムリア大陸を戦乱へと導き………ゼムリア大陸の中でも最低、最悪の組織”D∴G教団”を操っていた真の黒幕かつ支援していた件………そして独立国の件やそれまで暗躍していた事全て含めたら、どう考えても”処刑”の判決になるわよ?ヴァイスお兄さん達だって、あの二人を許すつもりは毛頭ないし……何より”元”エレボニアとカルバードを含めた”クロスベルの民達”が”処刑”以外の判決で納得するのかしら?”風の剣聖”だってシズクの頼みがなければ、同じ判決が下されたと思うわよ?」

「確かにその通りですわね。ディーター・クロイス達は余りにも罪を重ねすぎました。到底生きて贖える量とは思えません。」

「その罪を贖えるとすれば、あの者達の命を奪う事しか考えられんな……」

「アリオスさん達はゼムリア大陸を戦乱に導いた元凶だものね………」

「「「………………………………」」」

レンの話を聞いたフェミリンスとツァイトは頷き、エオリアは静かな表情で呟き、ダドリーとエリィ、セシルは複雑そうな表情で黙り込んだ。

「……それでも。………それでも俺達は二人を”逮捕”し……法の裁きで罪を償ってもらう。それが”クロスベル警察”としてやるべき事だ。」

その時ロイドは決意の表情でレンを見つめて呟き

「……だな。」

「……ですね。あの人達にはちゃんと責任を取ってもらわないと。」

「フッ、根本的な所は(ガイ)と一緒だな……」

ロイドの言葉にランディとティオはそれぞれ頷き、ダドリーは静かな笑みを浮かべた。



「はいはい、わかったわよ。”レンは”あの二人を殺さない事を約束するわ。(クスクス♪まさか”七耀教会”がマリアベル・クロイスを”外法”認定した事になっているとは知らないでしょうしね♪まあ多分、その時になったら元”外法狩り”の神父のお
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