第177話
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……拘束したアリオスさんを”メルカバ”に連れて行って、休憩した後全員でマリアベルさん達に挑もう。」
「ええ、それでいいかと。次の戦いで全てが終わるのですから戦力の出し惜しみは必要ありません。」
そしてロイドの提案を聞いたフェミリンスは静かな表情で頷いた。その後ロイド達は”領域”を出て、メルカバに戻ると意外な人物が待ち構えていた。
〜神域〜
「うふふ……”風の剣聖”にも勝利するなんて、随分成長したわね♪その調子だと近い内、レンどころかプリネお姉様達の”領域”に追いつくかもね♪」
ロイド達がメルカバやカレイジャスが停泊している場所に近づくと聞き覚えのある少女の声が聞こえ
「へ………」
「この声は………」
声を聞いたロイドとエリィは呆け
「レンさん!?」
ティオは驚きの表情で声を上げた後ロイド達と共に”パテル=マテル”の傍で自分達を見つめるレンに近づいた。
「あら♪ここで再びレンちゃんと会えるなんて、これも運命かしら!?」
「エオリアさんは黙っていてください。話が進みません。………理由とか聞く以前に疑問なんですが……どんな手段でここまで来たのですか?」
レンの姿を見たエオリアは嬉しそうな表情になり、エオリアの言葉を聞いたティオはジト目でエオリアを見つめて指摘した後レンに視線を向けて尋ね
「あら、そんなの勿論”パテル=マテル”に乗せてもらってここまで来たに決まっているじゃない♪」
「ええっ!?」
「そういやそのデカブツ、飛行能力もあったよな………」
「いくら飛行能力があるとはいえ、人形兵器でこのような未知の場所に来ないぞ、普通は………」
レンの話を聞いたエリィは驚き、ランディは疲れた表情で呟き、ダドリーは呆れた表情で溜息を吐いた。
「それでレンがここに来た理由だけど………勿論ロイドお兄さん達に力を貸す為に決まっているじゃない♪」
「へっ!?」
「ゼッテー、裏があんだろ……」
「というか次で決戦と言う時に合流して来るなんて、どう考えてもタイミングを見計らっていたとしか思えません。」
レンの説明を聞いたロイドは驚き、ランディは疲れた表情で呟き、ティオはジト目でレンを見つめて言った。
「クスクス♪今はそんな些細な事はどうでもいいでしょう?それより戦力の増加は喜ぶ事でしょう?マリアベル・クロイスとイアン・グリムウッドはディーター・クロイスと同じ”教団”と繋がっていた黒幕なんだから、”教団”に恨みがあるレンがお兄さん達に力を貸すことも当然の事だし。」
「……………………」
小悪魔な笑みを浮かべて言ったレンの言葉を聞いたエリィは複雑そうな表情で黙り込み
「………確かに君の加勢は心強いけど……一つだけ約束して
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