第177話
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
て引き取る事にしたのですから。」
アリオスの言葉を聞いたセシルは静かな表情で答え
「そうか………フッ………確かにお前の言う通り、シズクが今回の事件を引き起こした元凶の一人である俺の娘である限り、あの娘に明るい未来は訪れないだろうな………………ガイが死んだ原因の一人である俺が頼むのは図々しい事だと承知している……どうかシズクの事を頼む…………」
「……………はい。」
頭を深く下げたアリオスの言葉にセシルは頷いた。するとその時ロイドがアリオスに近づき
「―――――元クロスベル独立国、国防長官アリオス・マクレイン。クロスベル帝国法に基づき、”ガイ・バニングス殺害事件”に関与した容疑並びに捜査妨害、傷害、騒乱、不法侵入並びに不法占拠などの数多の容疑で逮捕する…………!」
警察手帳を出して宣言した後、アリオスの両手に手錠をかけた!
(ガイ…………)
自分に手錠をかけたロイドを見つめたアリオスはロイドの背後にガイの幻影が見えて驚き
「……それでこそ貴方よ、ロイド………………」
「…………………………拘置所で今までの自分の行いを見つめ直して来い、マクレイン。」
「……クロスベルの為に今まで誰よりも多くの依頼を請けて解決して頂き……ありがとうございました、アリオスさん………………」
ロイドの行動を見たルファディエルは静かな表情で呟き、ダドリーは目を伏せて呟き、エオリアは頭を下げて言った。
「フッ……………やはり兄弟だな…………」
そしてアリオスは静かな笑みを浮かべて呟いた後気絶して地面に倒れた!すると結界が解けると同時にアリオスの背後に転移魔法陣が現れた!
「………………」
気絶したアリオスをロイドは複雑そうな表情で見つめ
「ロイドさん…………」
ティオはその様子を心配そうな表情で見つめていた。
「はは……これでやっと……兄貴に届けた気がする。ありがとう……みんなのおかげだよ。」
気を取り直したロイドは笑顔でエリィ達を見つめ
「はは……何言ってるんだっつーの。」
「……ロイドさんの意志がアリオスさんという”壁”を突き崩したんだと思います。そしてガイさんの死という過去の暗闇に光を当てた………」
「ええ……私達はその手伝いをしただけだわ。次ばかりは手伝いなんて言っていられないけど……」
ランディは静かな笑みを浮かべ、ティオは静かな表情で語り、エリィは口元に笑みを浮かべた後複雑そうな表情をした。
「ベルお嬢さんにイアン先生、それにキー坊か……」
「………次で全てが終わる時か。」
エリィの言葉を聞いたランディは複雑そうな表情で呟き、ヴィクターは目を伏せて呟いた。
「………最後の”領域”も解放した。とりあえず…
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ