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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第176話
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は杖を構えて詠唱をした。すると闘気が込められたダドリーの拳に光の魔力が宿り

「「セイクリッドハンマー!!」」

「ガハッ!?」

ダドリーは光の魔力と闘気を宿らせた拳をアリオスの腹に叩きつけた!すると闘気と光の大爆発を起こり、アリオスを再び吹っ飛ばした!

「ハァァァァァ……!!」

そしてティオはクラフト―――魔眼を発動してアリオスの動きを封じようとし

「ランディ、行くぞ!」

「合点承知だぁっ!」

ロイドとランディはアリオスを挟み撃ちにしてそれぞれの武器を構えて同時にアリオスに突撃した!

「オォォォォォ…………!!」

するとその時アリオスは膨大な闘気を解放して魔眼の効果を吹き飛ばし

「ハァァァァァ……!!」

「なっ!?挟み撃ちによる連撃を防ぐなんて……!」

「攻撃の手を休めるな、ロイド!」

さらに自分を挟み撃にしてち怒涛の連撃を放ち続けるロイドとランディの攻撃を全て刀を振るって捌き

「「バーニング……レイジ!!」」

「秘技――――裏疾風!斬ッ!!」

「ぐっ!?」

「チッ!?」

同時攻撃してきたロイドとランディに反撃してダメージを与えた!



「―――今助けるわ!イーリュンよ……!」

ダメージを受けたロイド達を見たセシルはその場で祈り始め

「―――やらせん!二の型―――疾風!!」

セシルの行動を見たアリオスは電光石火の速さでセシルに強襲しようとしたが

「させないわよ!」

「!!ルファディエル……!」

なんと、セシルの傍にいたルファディエルが自分達を中心にドーム型の結界を展開してアリオスの攻撃を受け止めた!

「今思えばお前が一番厄介な存在だったな……!恐ろしいほどの知識量……それらを利用して敵の行動を完全に予測し…………セルゲイさんすら足元に及ばない搦め手や手回しに加えてメンフィルや”ラギール商会”をも利用し……そして合理的な判断と処理能力で確実に勝利し……挙句の果てには可能な限り自分は表舞台に立たず、裏方に徹して自分の存在を”真の敵”の目から欺く…………初めて出会った時、まさかこんな厄介な女だった事に気付かず、警戒しなかったのが俺の最大の過ちだな………!ガイも厄介な天使を拾ってきたものだ……!」

「フフ……もしかしたらガイは自分に何かあった時用の”切り札”もしくは”代役”として、私に警察に関わらせたかもしれないわね?」

真剣な表情で呟いたアリオスの言葉を聞いたルファディエルは結界を展開しながら口元に笑みを浮かべて答え

「なるほど………殺されてなお、俺の道を阻もうとするとは恐ろしい男だ……!」

ルファディエルの答えを聞いたアリオスは刀にさらに力を入れてルファディエルの結界を破壊しよ
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