第176話
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しかしフェミリンスが呟いた言葉を聞いたアリオスは驚き
「元々”神”と”人”は”存在自体”の”次元”が違うのです。そして人は”絆”を結んでこそ”真の力”を発揮する……その力はまさに文字通り無限。時には”神”をも超えますわ。―――かつてエステル達が協力して私を破ったように。」
「なっ……!?」
「―――対する貴方は絆を裏切り、下らぬ妄執の為に悪の道へと走った愚者…………墜ちてしまった愚者の剣が”神”に届くと思う事自体がそもそもの間違いなのですよ。”神”は”墜ちた人”を”裁く立場”なのですから。その”墜ちた人”である貴方が”裁く立場”である私に勝てる可能性は全くありえませんわ。」
「……………………」
フェミリンスの話を聞いたアリオスは厳しい表情でフェミリンスを睨み
「―――ならば、我が全力を持ってその傲慢を打ち砕き……我が剣にて神に届かせる!ハアアアアアアアア――――――ッ!!」
全身に膨大な闘気を纏って跳躍し
「絶!黒皇剣!!」
フェミリンスに向かって突撃すると共に刀を叩きつけた!しかしアリオスが刀を叩きつける瞬間、フェミリンスはドーム型の結界を展開してアリオスの攻撃を防いでいた。
「オオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――ッ!!」
攻撃を結界に受け止められたアリオスは結界を破壊する為に刀に闘気を流し続けていたが、フェミリンスの結界はあまりにも強固で罅すら入らなかった。
「――――そろそろ終わらせてもらいますわ。神技!イセリアルブラスト!!」
アリオスの様子を見ていたフェミリンスは背中に光の翼を具現化させた後、膨大な神力や魔力がこもったエネルギーをアリオスに向かって放った!
「な―――――」
そしてアリオスの分け身は光に呑みこまれ、塵も残さず消滅した!
「風よ……我が力となれっ!!」
ロイド達と対峙したアリオスはクラフト―――軽功で身体能力を上昇させ
「みんな、一気に行くぞっ!!」
ロイドはクラフト―――鼓舞で仲間達の闘志を高め
「ハァァァァァァ…………オオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
ランディはクラフト―――デスクライで自らの身体能力を上昇させ
「イーリュンよ……私達をお守りください!防護の聖域!!」
セシルはその場で祈って仲間達の防御能力を高め
「本気で行かせてもらいますよ………!ハアッ!!」
ティオはその身に秘める力を解放し、”魔人化”した!
「二の型―――疾風!!」
そしてアリオスは電光石火の速さで強襲したが
「―――空破特攻弾!!」
なんとツァイトも電光石火の速さで全身を回転させながら強襲してアリオスの攻撃を弾いた!
「っ!?”神狼”か
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