第175話
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りできる道理はない。例え相手が”神”であろうと……この道は阻ませない。……承服できなければ力をもって止めてみるがいい。兄の遺したそのトンファーで……見事、兄の仇を討って大切なものを取り戻すための道を切り拓いてみせるがいい……!」
そしてアリオスはロイド達に刀を向けて叫んだ!
「……わかりました。だが―――兄貴の仇を取るつもりは毛頭ありません。」
アリオスの叫びに対しロイドは静かな表情で答えた後トンファー――――『オメガブレイカー』を構えると共に膨大な闘気を纏った!
「ガイ・バニングスの意志を継いで立ち上げられたささやかな部署として……シズクちゃんを始め、大勢の人々の想いを託された”特務支援課”として……貴方という”壁”を乗り越え、キーアを取り戻して……本当の意味で事件を解決してみせる!そして…………これ以上悪事に染めて欲しくないという兄貴の想いも込めて……クロスベル警察捜査官として…………――――貴方を逮捕する!アリオス・マクレイン!!」
「…………!」
ロイドの決意を聞いたアリオスは目を見開き
「ハハ……さすがは俺らのリーダー!」
「……見事な決意だ。」
「……それでこそ、この私と守護の契約を結んだ”英雄”…………」
「成長したわね、ロイド…………」
「フフ……こんなにも早くエステル達が見せてくれた人々が持つ”真の強さ”を再び見る事になるとは思いもしませんでしたわ……」
ランディやヴィクターはそれぞれ口元に笑みを浮かべて感心し、ルファディエルとセシル、フェミリンスは微笑み
「自分の身と引き換えにアリオスさんを護ろうとしたシズクちゃんのためにも……」
「……絶対に退けません……!」
エリィとティオはそれぞれ決意の表情でアリオスを見つめ
「人の子達は”絆”によって”真の強さ”を発揮する……それはいつの時代も変わらんな。」
「フッ……仕方のないヤツらだ。」
「全力で手伝うわ!」
ツァイトとダドリーは静かな笑みを浮かべ、エオリアは決意の表情で叫んだ後それぞれ武器を構えた!
「フフ――――いいだろう。」
ロイド達の決意の表情を見たアリオスは静かな笑みを浮かべ
「八葉一刀流、二の型奥義皆伝、アリオス・マクレイン……一身上の都合により、義に背き、道を外れ、勝手を貫かせてもらう!来るがいい――――特務支援課!」
決意の表情でロイド達を見つめて叫び
「おおっ!!」
ロイド達全員力強く答えた後戦闘を開始した!
今ここに!かつては”クロスベルの真の英雄”と称えられた”風の剣聖”アリオス・マクレインとの決戦が始まった…………!
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