第175話
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……そんな事が…………」
アリオスの説明を聞いたロイドは考え込み、ティオは悲しそうな表情になり
「「…………………」」
ルファディエルとセシルは真剣な表情でアリオスを見つめていた。
「……これがあの雨の日、起こった事件のあらましだ。その後、マフィアの手下が現れ、ガイのバッジを持って行かれたのはさすがに想定外だったが……いずれにしても、これで大体の疑問には答えられただろう。」
アリオスは重々しい様子を纏って答えた。
「――――いえ。」
しかしその時、ロイドは真剣な表情でアリオスが答えた”真実”を否定した!
「………………」
ロイドの答えを聞いたアリオスは呆けてロイドを見つめた。
「当然知っているでしょうが、兄貴の死因は”銃撃”によるものです。その事についての説明が無かったみたいですが……?」
「そうですね……その事について、以前”僧院”で出会った時、私も指摘したはずですが……?」
「……警察にいた頃に拳銃の扱いは習得している。しつこく喰い下がってくる面倒な相手に業を煮やして使ったまでだが……?」
ロイドとセシルに尋ねられたアリオスは真剣な表情で答え
「嘘だな―――マクレイン。そのような死闘の中で別の得物を構える余裕などあるものか。ましてや相手の背中から止めを刺すなど不可能だ。」
「一瞬の隙が敗北につながる……そのような死闘で別の武器に持ち替えられる余裕はありえんな。」
ダドリーとヴィクターはそれぞれ真剣な表情で答え
「……この期に及んでまだ隠し立てするつもりなのですか……」
「アリオスさん…………いい加減諦めて、全てを話してください。もう貴方達は色々な意味で完全に敗北しているのですよ……?」
フェミリンスは厳しい表情で、エオリアは辛そうな表情でアリオスを見つめて言った。
「………………」
ダドリー達の話を聞いたアリオスは黙り込み
「まあ、道理ってヤツだな。」
「いったい”誰”がガイさんを撃ったのか……」
「……話してください。」
ランディは頷き、エリィは考え込み、ティオは真剣な表情でアリオスを見つめた。
「―――その事についてだけど、誰が真の犯人なのか推理できているわ。」
その時ルファディエルは静かな表情で答え
「ええっ!?」
「何だとっ!?」
「………………」
ルファディエルの答えを聞いたエリィとダドリーは驚き、アリオスは信じられない表情でルファディエルを見つめ
「……言っておくけど、ロイドも既に誰が真犯人か推理できているわよ?」
「オイオイオイ!?マジなのか!?」
「……一体誰なんですか、ロイドさん。」
ルファディエルの話を聞いたランディは驚
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