第173話
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「お疲れ、ランディ。」
「お疲れ様でした……」
「ハハ、そっちこそな。」
そしてロイド達は転移魔法陣の中に入ってその場から転移した。その後メルカバに戻り、休憩した後メンバーを編成し直したロイドは仲間達と共に探索を続け、終点らしき広間に到着した。
〜神域・終点〜
「ここは…………」
「……どうやらここが”神域”の終点みたいだな……」
周囲の景色を見たエリィは呆け、ロイドは呟いた。
「”領域”への門がありますね……」
「奥には”結界”か……」
「……こんな場所に”領域”があるという事は……」
「…………………」
ダドリーの言葉に続くようにロイドは目を伏せて門に近づいて結界に触れた。すると
―――来たか。
なんとアリオスの声が聞こえてきた!
「……アリオス、さん。」
「……………………」
アリオスの声を聞いたロイドは真剣な表情になり、エオリアは目を伏せて黙り込み
「アリオス……かの”風の剣聖”か……」
「「……………………」」
ヴィクターは重々しい様子を纏って呟き、セシルは真剣な表情で黙って目を細めているフェミリンスと共に門を見つめていた。
フ……まさかあの戦鬼を破るとはな。もはや初めて会った時の覚束なさは無さそうだ。―――言葉は無用。我が”領域”の果てで待つ。
そしてアリオスの声が聞こえなくなると、門の結界が消えた。
「……遂に来ちまったか。」
「ええ……私達特務支援課の最大の競争相手にして目標……」
ランディとエリィは疲れた表情で呟き
「そしてかつての遊撃士協会・クロスベル支部のエースにしてS級に最も近い”最強”のA級正遊撃士…………」
エオリアは複雑そうな表情で呟いた。
「……思えばわたしたちが知り合った時からの縁ですよね。」
「ああ………ジオフロントに潜ってリュウたちを助ける時に危ない所を助けてもらって……」
「……なるほどな。」
「その様子が思い浮かばれるな……」
ティオの言葉に頷いたロイドの話を聞いたダドリーとツァイトは口元に笑みを浮かべた。
「―――行こう。アリオスさんが待っている。」
「ええ……!」
「合点承知だぜ……!」
ロイドの号令にエリィとランディは頷き
「――――ここからは私も手伝うわ、ロイド。」
「ああ……頼む、ルファ姉。」
ロイドの傍に現れたルファディエルの言葉にロイドは力強く頷いた後仲間達と共に転移魔法陣の中に入り、新たな”領域”に入った。
〜戒の領域〜
「こ、ここは……」
領域の景色を見たセ
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