第171話
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その後ワジ達と合流し、先を阻む結界の解除を確認したロイド達はメルカバに戻って休憩をしてメンバーを編成し直して探索を続けていると、新たな結界とその近くに門があり、門の結界にロイドが触れるとシグムントの声が聞こえ、声を聞いたランディは結界に触れて結界を解除した後、仲間達と共に転移して新たな”領域”での探索を開始し、最奥に到着した。
〜業の領域・最奥〜
「クク――――前哨戦を潜り抜けたか。」
ロイド達が最奥に到着すると男性の声が聞こえ、声が聞こえた方向を見つめるとそこには不敵な笑みを浮かべたシグムントがロイド達を見つめ、ロイド達はシグムントに近づいた。
「叔父貴…………」
「……”赤い星座”の副団長”赤の戦鬼”シグムント・オルランド…………」
ランディは目を細め、フィーは警戒の表情でシグムントを見つめ
「………とてつもない闘気の持ち主ですね…………」
エイドスは真剣な表情で呟き
「”赤の戦鬼”…………あの”猟兵王”や”闘神”と同格の”最強の猟兵”の一人…………!」
ヨシュアは警戒の表情で呟いた。
「クク…………その通りだ。俺と張るといったら”闘神”と”猟兵王”くらいだったが……その二人が死んだ今となっては、猟兵の中では俺が最強と言えるかもしれん。――――あくまで”現時点”ではな。」
「…………!」
シグムントが呟いた言葉を聞いたランディは目を見開き
「ランドルフ……最早お前も気付いている筈だ。このクロスベルの状況とエレボニア帝国の乱れによって大陸は激動の時代を迎えた。今まで以上に、俺達猟兵の活躍の場は増えていくだろう。テロリストどもは気勢を上げ、”蛇”と”教会”の暗闇は広がり、遊撃士どもは躍起となるだろう。貴様も肌で感じているはずだ。―――まさに終わるべくして平和な時代が終わったのだと。」
シグムントは静かな様子を纏って答えた後凶悪な笑みを浮かべた。
「ハッ、その様子だと何も知らないようだな、叔父貴?エレボニアとカルバードはメンフィルと局長達――――”六銃士”によるクロスベル帝国軍の連合軍によって今日中に制圧される上………”蛇”の方は”盟主”に加えて”使徒”共も全員”英雄王”達の手によって抹殺されたそうだぜ?だから、叔父貴が望んでいるような時代は来ないぜ?」
シグムントの言葉を聞いたランディは嘲笑し
「何ッ…………!?」
シグムントは目を見開いて驚いた。
「…………フッ……―――逆だな。エレボニアとカルバードが滅べばこのゼムリア大陸は更なる戦乱の時代へと加速する……新たな”国”となって、隙が出来たクロスベルごと西ゼムリアを手中に収めようとする東ゼムリアの国々がな…………」
そしてすぐに気を取り直して不敵な笑み
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