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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第171話
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ているシグムントは厳しい表情で黙ってランディを見つめ

「この”足場”をもって俺は俺の”業”に抗わさせてもらう。あの懐かしい戦場の日々……修羅として生きるしかなかった俺自身と完全に決別する。これが―――俺なりのけじめだ。」

ランディは決意の表情でシグムントを見つめていた。

「ランディ……」

「……私達も見届けるわ。」

ランディの答えを聞いたロイドとエリィは明るい表情をし

「……クク……ハハハ…………」

シグムントは口元に笑みを浮かべて笑い続けていたが

「―――御託はそれだけか?」

目を細めてランディを見つめると共に膨大な闘気を纏った!



「くっ…………」

「っ…………!」

シグムントの闘気にロイドは圧され、ティオは真剣な表情になり

「”血染め”も凄かったけど……こっちはそれの更に上を行っている…………まさに”化物”…………」

フィーは警戒の表情でシグムントを見つめていた。

「フフ……いいだろう。その頼りなき”足場”をもって貴様の抗いを認めよう……だが……わかっているな?そこまで言い切ったからにはもはや手加減はできぬと……?」

「ああ――――望むところだ。」

シグムントの問いかけに頷いたランディはスタンハルバードを構え

「親父とアンタから学んだ戦技と持てる力の全てを掛けて…………最恐の猟兵であるアンタをブチのめさせてもらう!」

膨大な闘気を纏ってシグムントを見つめて叫んだ!

「これがランディさん……いや、”赤き死神”の闘気…………!」

「こっちもこっちで化物だね…………!」

ランディの闘気を見たヨシュアは真剣な表情で呟き、フィーは静かな口調で呟いた後闘気を纏って双銃剣を構え

「クク……面白い。ならば俺は、貴様を喰らって”闘神”を継ぐことにしよう!不出来な息子を持った兄貴へのせめてもの手向けとしてな!」

シグムントは凶悪な笑みを浮かべてランディを見つめて呟いた。そしてランディとフィーに続くようにロイド達も次々と武器を構えた!

「さあ、受けてみろ……戦場を喰らい、蹂躙尽くす、”赤の戦鬼(オーガロッソ)”の双戦斧を!」

そしてシグムントは双戦斧を構えてロイド達に向かって突撃し

「――――お前も手を貸せ、エルンスト!!」

「アッハハハハハハッ!”戦鬼(オーガ)”と”死神”の死闘……楽しませてもらうよ!!」

「……来るわ……!」

「迎撃開始……!全力でランディを援護する!」

ランディはエルンストを召喚し、ロイド達と共に迎撃を開始した!



こうして……”赤の戦鬼(オーガロッソ)”シグムント・オルランドとの決戦が始まった…………!
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