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バトルガールハイスクール〜飛ばされた俺は星守となって!?
プロローグ
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「お前、まだそのゲームやってんのか」

昼休み
親友が俺の後ろからゲームをのぞき込んでいた。
俺が今プレイしているのは「バトルガールハイスクール」というゲームだ。今から1年ぐらい前に配信を開始し、一時はTVCMをガンガン流していたゲームである。

某プロジェクトと同じ会社のゲームであり、美少女達との親密度を深めたり、敵と戦ったりするゲームだ。

「別にいいじゃん。このゲーム好きなんだし」

「そのゲームやってるのもうお前ぐらいだぞ?俺は今このゲームにハマってんだ。」

親友が携帯の画面を俺に向ける。親友の携帯には最近配信されたVR搭載の美少女ゲームのタイトル画面だ。確かにこれは以前から気になってはいたが、まだダウンロードしていない。

「面白いのか?それ」

「面白いに決まってんじゃんか!てかVRが凄いんだよ!どれぐらい凄いかっていうとな‥‥」

‥‥スイッチが入ってしまった。こうなってしまったらもう止まらない。



俺こと柿崎 渉(かきざき わたる)は基本的に目立たない。
こうして教室の隅っこでゲームをしていることが多い。

友達も近くにいる親友、松田 清(まつだ きよし)ぐらいしかいない。

好きなゲームはギャルゲー。エロゲーはやらない。

最近はスマホでも美少女がたくさん出てくるアプリが増えているのでそれを主にやることが多い。

特にバトルガールは一瞬で惚れ込んだ。
最初の頃は大変な時もあったが、15人(後に18人となった。)のキャラクターがlive2dの技術で滑らかに動き、様々な表情を見せてくれる所が俺はいいと思った。

プレイしているうちに配信1年が過ぎており、俺のプレイ歴も1年過ぎていた。

で、親友の清はというと俺と同じく美少女ゲームを好むが、バトルガールは既に辞めてしまってる。

「……おーい聞いてんのか渉?」

「え?何が?」

「何がって……お前、俺が必死にこのゲームを熱弁しているのに聞いてなかったのかよ……」

「ああ、全く聞いてなかった」

「ひでぇ!」

……よく見ると周りの奴らは俺たちを見ていた。かなり冷ややかな目で

「オタク」というものはなんとも酷い扱いだ。
俺と清はクラスでも浮いた存在であり、時に先生には存在さえも忘れられている。

元々俺に関しては見た目もかなり酷い。
ボサボサの髪に眼鏡をかけており、いかにも「オタク」という見た目だ。

「………ってかまた遥香使ってるし、どんだけ好きなんだよ」

「別に誰使ったって関係ないだろ?」

「関係あるだろ?お前の好きな人と瓜二つだし」

「それを言うな!それを!」

俺は慌てて清にそう言った。


そう、このクラスにはバトルガールに登場する「鳴海
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