レベル6中編 復讐のオンリー・ストーカー
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ァロタス》の攻撃力が200上がります」
「ま、まさかこれってよぉ……」
「ええ、ループですよ」
夢値はコクンと頷いた。
「《ローンファイア・ブロッサム》で《ロンファ》を出すのを《龍大神》で無限に行えるようにする。後はフィールドから植物が墓地置かれる度に強くなる《セファロタス》を置けばそいつが無限に強くなるってわけだ」
ダードの言う通り、《セファロタス》は攻撃力をどんどん上げていった。
「《ローンファイア・ブロッサム》から《ローンファイア・ブロッサム》を出して、エクストラデッキの《Ω》を墓地に送って《セファロタス》の攻撃力を上げます」
セファロタス 攻9250→9450
「では、バトルフェイズです。《セファロタス》で《マンジュ・ゴッド》を攻撃します」
「……」
セファロタスVSマンジュ・ゴッド
攻9450VS攻1400
シグ LP8000→-50
「……くくく」
負けた筈の、シグが笑っていた。
「ふははははは!」
「ど、どうしたシグ?」
最後の1人が慌てたように身を乗り出した。
「確かに!俺は負けはした!が、あのえっと、なんちゃらでいいか!なんちゃら共にデッキの情報を明け渡しきってねぇ!」
「な……成る程」
最初は戸惑っていた外野も、シグに同調する空気になってきた。
「おおおおお!俺達はまだ負けてねぇええ!」
「そうだそうだああああ!ピーツー!ぶっ殺してやれえええ」
「うおおおおおお!俺がああああああ!最強のおおおおおお!オゥンリーワンだああああああ!」
「……でも負けは負けでしょ」
樢はハンター4人組に白い目を向けた。
「素晴らしいですね」
夢値はにこにこしている。
「やはり彼らの向こう見ずな前向きさは貴重な財産です。若さというものですね」
男児は老爺のように目を細めた。
「いくぜおらぁ!エントリーナンバー1!ピーツー!俺の個性は、俺達のリーダーであることさ!」
「泣いても笑っても怒ってもこれが最終決戦ですね」
「夢値、大丈夫か?」
「大丈夫ですよ。ありがとうございます」
夢値はダードに微笑みかけた。
「いいなー心配してもらえて」
樢はボソッと呟いた。
「へっ!俺に勝てるわけがねぇよなんちゃら共!」
ピーツーは吐き捨てるように言った。
「さっきからおんなじデッキばっかじゃねぇか。ドラゴアセンションだのキャノン・ソルジャーだのギガント・セファロタスだの言ってるけど、結局ループして勝手に勝つだけだろ?そういうのを個性って言うやつになぁ、俺はむかっ腹が立つんだよぉ!」
「そうですか、それは残念ですね」
夢値は、デッキを淡々とシャッフルしている。
「……でも、先程の3つのデッキも、十分個性的なデッキ達なんですよ?」
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