レベル6中編 復讐のオンリー・ストーカー
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
スターの攻撃力の差分だけダメージを受ける」
「そうなの?」
夢値の決闘の印象が強い樢は、素直に首を傾げた。
「お前、遊戯王の常識だぞ……」
「ごめんごめん」
呆れるダードに樢は愛想笑いで返した。
「では、バトルフェイズ。《ドラゴアセンション》で《龍大神》を攻撃します」
ドラゴアセンションVS龍大神
攻32000VS攻2900
「ぐわああああああーーー!」
エル LP8000→-21100
「対戦ありがとうございました。……さて、」
夢値は手札とフィールドを畳んだ。
「デッキは変えますが大筋は同じです。巻いていきますよ」
「ふざけんなおらぁ!」
ハンター側から、次の男が飛び出した。
「エントリーナンバー3!ザウ!俺の個性は8年前から今日までに、祭りの神輿の掛け声を発しなかった唯一の人間ってことさ!」
「では、決闘です」
立て続けに次の決闘が始まる。
「ぼくの先攻です。通常魔法、《手札抹殺》を発動します。お互いに、手札を全て捨てて、捨てた枚数だけドローします」
「ラッキィだぜなんちゃらぁ!手札悪かったんだよなぁ!」
「あいつらが捨てたのは、《アイス・ハンド》2枚、《ヴェルズ・サンダーバード》2枚と……《マンジュ・ゴッド》ぉ!?」
「何それ?」
素っ頓狂な声を上げるダードに樢は呑気に尋ねた。
「あいつら、儀式モンスターまで使う気なんだよ!」
「儀式?」
「あぁ。説明は省くが、儀式なんて気楽に入れられるようなもんじゃねぇ」
「……手札の《インフェルニティ・ネクロマンサー》を墓地に送って、通常魔法《ワン・フォー・ワン》を発動します。デッキから《インフェルニティ・ミラージュ》を特殊召喚します」
ミラージュ 守0
「更に《トゥーン・キャノン・ソルジャー》を召喚します」
トゥーン・キャノン・ソルジャー 攻1400
「お前っ!」
ザウが叫んだ。
「どうしたの?」
「あんなん今から《トゥーン・キャノン・ソルジャー》でループしますって言ってるようなもんだからな」
「そうなの?」
「《トゥーン・キャノン・ソルジャー》や《キャノン・ソルジャー》は自分のモンスターをリリースして、相手に500ダメージを与える効果を持ってるが、ここでポイントなのはこれを何度も使えることだ。無限にモンスターを出せるループがあるなら、こいつらで無限に墓地に送って勝つのが鉄板とされている」
「ふぅん」
「カードを1枚伏せて、ぼくの手札は0枚になりました。では、手札が0枚なので、墓地の《インフェルニティ・リベンジャー》と《ネクロマンサー》を対象に、自身をリリースして《ミラージュ》の効果を発動します。墓地の《リベンジャー》と《ネクロマンサー》を特殊召喚します。」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ