重加速を調べるのは誰か
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いけど?」
「まぁな。そこで俺はヘリのパイロットをやってるんだ」
「パイロットって…お前の腕なら前線でも」
「悪いけど、それは…」
するとヴァイスはとても厳しい顔になる。かつて自分の失敗で妹が怪我をしたので、少しトラウマになっていたのだ。
「それにしても…嫌になるぜ」
「え?」
「俺達の部隊でも、どんよりだの機械生命体だのの調査をするんだとよ。全く、ただの噂みたいなものだろ」
文句を言いだすオウタ。どうやら彼はどんよりと機械生命体の事を信じていない様子だった。
「でも、俺は実際にどんよりを受けたんだ。それに他の局員だって」
「そうかよ。だったら俺も、どんよりを受けてみたいもんだぜ」
オウタがそんな悪ふざけな事を言った瞬間。
「うわっ!?」
「なっ!?」
突然2人の体がスローモーションになってしまった。
「これが、どんよりって奴か!」
初めてのどんより体験にオウタは驚きを隠せずにいた。
そしてヴァイスが目に映ったのは胸のプレートに【029】と書かれた、コブラ型の機械怪人ロイミュードだった。
「か…怪物!?」
ロイミュード【029】はそのままヴァイスに近づいてきた。
「お前…良い体してんな?」
「え?」
「さっそくだが、俺の進化の為に協力してくれよな」
なぜか変な事を聞かれたと思ったらヴァイスの首元を掴んだ。
[まずい…このままじゃあ!]
なんとか抵抗しようとするが、どんよりの影響で思うように動けずにいた。このまま【029】の餌食になると思いきや、目の前に小さなハイウェみたいなのが出現し。オレンジと緑と紫のミニカーが走って来て、そのまま【029】に体当たりしてきた。
「うわっ!コイツラはまさか!?」
吹っ飛ばされた【029】は指先からエネルギー弾を発射して、3台のミニカーに攻撃した。しかしミニカーはかわすと、オレンジはボディから火が出て再び体当たりする。
「ぐわっ!」
さらに緑のはトゲを発射し紫からは手裏剣を飛ばした。その同時攻撃に【029】は翻弄されてしまう。
「ううう…ここは逃げるしかない!」
そして【029】はミディアムヘアーの厳つい顔をした男になって逃げた。【029】が去った途端にどんよりが解けた。
「なんだったんだ…」
オウタはこの状況を理解できずにいた。するといつの間にかミニカーも居なくなったことにヴァイスは気づいた。
「ちょっと、どうしたの!」
「さっき、どんよりが出たけど!?」
さらに丁度、会議が終わったのかはやてとフェイトがやって来た。
しばらくして3人は早めに機動六課に戻って、ヴァイスがなのはに体験したことを話した。
「なるほど、どんよりに怪人…」
「俺の先輩のオ
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