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SAO〜円卓の騎士達〜
第四話 ビーター
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耐久値が切れ、ポリゴンとなり爆散する。
さらに、取り巻きのルインコボルト・センチネルが六体もポップする。
どうすればいいんだ、この状況。

クロハ「落ち着け、取り巻きはお前とサクマ、コジロウで一体ずつ抑えられる。 ボスはこいつらだけでも平気だろ。」
焼き付ける蛇「主、「冴える」の言う通りだ。 一回落ち着いて。」

クロハと「焼き付ける」の声が頭の中に響き、落ち着きを取り戻す。

シンタロー「俺とサクマ、コジロウは後ろの援護に行く! アーサー! あれ使え!」
アーサー「言われなくても!」

アーサーがメニューをいじり、サブウェポンにとっていた、両手剣(リトルネペントからドロップした奴。)を装備する。

アーサー「作戦はさっきと同じだ! ただし、絶対に周りを取り囲むなよ! 範囲攻撃が来るからな!」

そして、一度崩れかけた戦線もそこまで崩れること無く建て直すことに成功した。
そして、コボルト王のHPも最後の一本のイエローゾーンに入った。
そこでコボルト王がまた高く跳び上がり<浮舟>を放とうとする。
それと同時にアーサーが武器を捨て、コボルト王同様、大きく跳び上がる。
そして、コボルト王を叩き落とした。

アーサー「何も跳べるのはお前だけじゃないんだよ!」

コボルト王は地面に叩きつけられ、さらにバッドステータス<転倒>が発生する。
そこにプレイヤーの攻撃が集中し、コボルト王のHPがレッドゾーンにまで追い込まれる。
そこでコボルト王が<転倒>から復活し、範囲攻撃を放つ。
プレイヤーが吹き飛ばされる。
そしてコボルト王は追撃の体勢に入るが、真上からアーサーの踵落としが頭の頂点に当たる。

アーサー「させるわけねぇだろ! アスナ! キリト! 決めろ!!」

モンスターは頭に強烈な打撃系攻撃を喰らうと、数秒動作が止まる事がある。
今回もそれが起こり、コボルト王の動きが止まる。
そこにアスナの<リニアー>とキリトの<バーチカル・アーク>が決まり、ボスのHPが完全に削りきられた。
コボルト王がポリゴンの固まりとなり、爆散して消えた。
と、同時にファンファーレが鳴り、空中に[Congratulation!!]の文字が出てきた。
攻略完了。
残るは、、、

キバオウ「何でや! 何でボスの情報を教えなかったんや!!」

他のプレイヤーが「どういう事だ?」などと呟いている。

キバオウ「そうやろ! アーサー、お前はボスのソードスキルを全部キャンセルしてたやないか! その情報を公開してたらもっと安全に攻略出来たんやないか!?」

プレイヤーが「そうだ! その通りだ!!」「やっぱりベータテスターは信用出来ねぇ!」と騒ぎ立てる。

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