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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-B機械仕掛けの少女〜Team Sycorax〜
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ミッドチルダの北部に存在する廃棄都市区画。4年前、臨海空港で起きた大火災によって街ごと封鎖、廃棄されてしまった区画だ。今、その廃棄都市区画の地下に広がる水路では機動六課のフォワード4名と、メンバーのスバルの姉であるギンガ含めての5名が、広域次元犯罪者プライソンの配下と交戦中。そして地上にたくさん残されている建造物群に、また別の配下が居た。

「あのヘリの中に在るプリンツェッスィンとか言う端末と、レリックを奪い取りゃ良いんだろ?」

どこかイライラしているような雰囲気を纏い、発した声にも苛立ちの色が含まれている少女がそう言う。見た目も活発そうで、赤い髪も短くスポーティだ。右前腕にはガントレット、両脚にはローラーブーツが装着されている。

「つってもどうするっスか〜? あたしら、空戦は出来ねぇっスよ」

洋紅色の長い髪を上向きに結っている少女が特殊な語尾でそう言った。彼女は浮遊している大きなボードの上で胡坐をかき、右手で目の上に庇を作ってヘリの方を見ている。

「撃墜すれば良いって、ガンマが言ってた。プリンツェッスィンはあたし程度の砲撃で死ぬような物じゃないって」

身長を超すほどの筒――砲塔を携えていた少女はどこか不機嫌そうに漏らした。長い茶髪をうなじ付近でリボンで結い、後ろ髪は風に靡いて尻尾のように揺れている。

「まぁとにかくっス! あたしら機人――チーム・シコラクスの正式な初任務! ママりんやチーム・スキタリスのお嬢たちからの合図があればミッションスタートっスよ! ノーヴェ、ディエチ!」

「母さん達が地下水路のレリックとプフェルトナーを回収したって連絡が来たら、あたしは砲撃でヘリを撃墜。ノーヴェとウェンディがレリックケースとプリンツェッスィンを回収」

「んで、墜落ポイント付近にあるビルの屋上で合流だな」

赤色の短髪少女の名はノーヴェ、ボードに乗る少女の名はウェンディ、砲塔を持つ少女の名はディエチというようだ。その3人はかつてジェイル・スカリエッティの娘、シスターズ達がプライソンの研究所から一度は連れ出して保護し、しかし奪還されてしまった少女たちの内の3人だ。
その3人の着ている服装は共通で、体にぴっちりと密着して体のラインがハッキリと判るスーツを着ている。これはジェイルのシスターズに採用しているバトルスーツと同じデザインである。この共通点が、後に悲劇を巻き起こすことになってしまう。

†††Sideフェイト†††

海上に出現した3ケタ近いガジェットU型を殲滅するために空に上がった私となのは、それにシグナムとヴィータとリイン。さらにアリサが協力してくれることになった。

『アリサちゃん、よろしくね!』

『なのは、アンタってそんなにテンション高かったっけ?』

『あー、アリサと同じ空を飛
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