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ゲート 代行者かく戦えり
ヘリコプター解説(日本編)2
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「OH-6D」(48機)

用途:観測ヘリコプター

製造者:ヒューズ・ヘリコプターズ社

乗員:1名(乗客3名)

全長:9.24m

全高:2.73m

発動機:アリソン 250C20B ターボシャフト

実用上昇限度:4500m

最高速度:281km/h

航続距離:361km


OH-6Dは、アメリカ合衆国の航空機メーカー、ヒューズ・ヘリコプターズ社が開発した小型ヘリコプターOH-6のバリエーションの1つ。OH-6は、
1966年9月からアメリカ陸軍への引き渡しが開始され、1967年12月にはベトナム戦争に投入されている。OH-6は高い機動性を活かして観測や索敵に活躍し、AH-1G コブラ攻撃ヘリコプター2機とOH-6A 2機が1チームとなったサーチ・アンド・デストロイは高い成果を上げた。


ヒューズ社は後にマクドネル・ダグラス社の傘下となり、
現在はMDヘリコプターズがOH-6を元にした民生機MD 500シリーズの製造販売を続けている。MD500は軍用機としても広く使われており、海上自衛隊ではMD500EをOH-6DAとして導入した他、アメリカ陸軍でもMD530Fを元にした攻撃ヘリコプターをAH-6として採用している。


OH-6は、小型軽量で高い整備性と卓越した飛行性能、優れた信頼性と安全性を備えており、特に小型軽量化ではメインローター直径が要求値の10.72m以下に対して8.03m、全長も要求値の12.6m以下に対して9.24mと、大きく下回るものであった。
また、最大離陸重量も要求値の1110kg以下に対して955kgと、約85%に抑えることに成功している。
これらにより運動性能の向上、ペイロードの増加、低い被発見率、低被弾性、
空輸の簡素化を実現している。


OH-6は、胴体が独特な卵型をしており、
胴体構造はトラス構造のA型フレームとキールがメイン・フレームとなっている。
メインローターは4枚ブレードで、ハブに簡単なピンで取り付けられており、容易に折り畳むことができる。ローターブレードはアルミニウム製スパーに1枚のアルミニウム外板を接着した構造。


また、各ローターブレードにはトリムタブが付けられ、ローター・ハブはフレキシブルな15枚のステンレススチール製の板バネを重ね、十文字形に交差させたものをベースとし、
この弾性と変形をうまく活かして従来のフラップ・ヒンジとフェザリング・ヒンジを代用するという独特なシステムを採用している。


このローター・ハブの機構は、これまでの関節式のものに比べ、整備が単純化され、重量も軽減された上に操縦の応答特性も著しく改善されたという。テイルローターは2枚ブレードで、鋼管スパーにグラスファイバーの外皮を接着し
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