ヘリコプター解説(日本編)2
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ず機体洗浄とエンジン洗浄が実施され、
更に入念な点検整備が施される。 また夜間飛行も多いため、
搭乗員は各種装備の更新と練度の向上に努めている。
多くの実任務にその威力を発揮し、能登半島沖不審船事件、
漢級原子力潜水艦領海侵犯事件、台風・地震・水害・山火事による災害派遣のほか、離島洋上における救難、患者輸送など、多用な任務に従事している。そのため、海上自衛隊では「哨戒機/回転翼機(哨戒ヘリコプター)」と分類している。
2002年(平成14)から代替機となる発展型のSH-60Kの調達が進行中である。
「SH-60K 」(72機/将来的には108機)
用途:対潜哨戒、汎用
分類:中型ヘリコプター
製造者:三菱重工業
乗員:3・4名、最大12名
全長:19.8m(ローター回転時)
全高:5.4m
発動機:IHI T700-IHI-401C2
実用上昇限度:4000m
最高速度:277km/h
航続距離:800km
武装:固定なし
74式機関銃、Mk46短魚雷、97式短魚雷、12式短魚雷、AGM-114M、対潜爆弾
SH-60Kは、日本の海上自衛隊がSH-60Jを基にして、三菱重工業と防衛庁(当時)で独自に改造開発を行い、哨戒能力の向上を目指した哨戒ヘリコプターである。
SH-60 シーホークは元々対潜哨戒専用に作られたヘリコプターであり、1991年(平成3年)から配備したSH-60Jでは捜索用電子機器を大量に搭載したため機内空間が狭く、ヘリコプターが本来持つ汎用性に欠ける面があった。
また、武装はMk46短魚雷4本のみであり、
74式機関銃を搭載する場合は装備品の一部を取り外さなければならず、通常の潜水艦捜索任務に加え、不審船など脅威対象の変化や、阪神・淡路大震災を教訓として大規模災害など突発的な事態への対処など、任務の多様化が求められ、老朽による代替を機に能力向上を図るべく、
SH-60Jを基にした日本独自の改造開発が行われた。
SH-60K開発にあたっての競合機としては、NHインダストリーズ NH90、掃海輸送ヘリMCH-101としてひゅうが型ヘリコプター護衛艦での運用が決定していたアグスタウェストランド AW101、三菱重工業が共同開発と分担生産しているシコルスキー S-92があった。
これらの機体の落選理由は、時期の問題に加えてNFH90はペイロード余裕小、EH101はむらさめ型汎用護衛艦への格納不可、
S-92は要甲板補強であった。
SH-60J後継機に求められたのは、「対潜戦・対水上戦能力の向上」、「人員物資輸送・警戒監視など多用途性の向上」、
「安全性の向上」であった。これらを実現する為、
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