ヘリコプター解説(日本編)2
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ならば、瞬時に目標を判別し発信位置を特定することができる。SH-60Jの副操縦士は、P-3Cの戦術航空士と同様の任務も担当する。操縦の補佐以外にも効率的な任務遂行のため、CICと連携してリコメンド(提言、進言)を機長またはCICに与える責任をもつ。
SH-60Jは1機種で広域哨戒用のソノブイと、位置極限のためのディッピングソナーを運用する。航法機器も充実しているため、暗夜での超低空オペレーションが実施可能である。護衛艦に搭載され、データリンクを通じて艦側戦闘システムの一部に組み込まれている、との意を込めてHS(ヘリコプターシステム)と呼称されている。艦載ヘリとして運用するためRAST(着艦拘束装置)が備えられ、降着装置も強化された。
また、HF無線機、
増槽タンク、FLIR(赤外線暗視装置)、
74式機関銃、旧型GPS、自機防御システム(チャフ、フレア)も追加装備されている。捜索救難用器材ついては、サーチライトとホイストライトや救難用ウインチがあり、吊り下げ輸送用のカーゴフックも装備している。
動揺があるうえに狭い護衛艦の飛行甲板へ着艦するため、
3種類の着艦方式がある。護衛艦内では着艦をデッキランディング(通称ディーラン)と呼称する。
フリーデッキランディング:着艦拘束装置を使用せず、着艦後はタイダウンチェーンで艦に係止する方法。格納庫からの搬出入は、機体を人力で押すことによって行う。本着艦方式の名称である「フリーデッキランディング」は海上自衛隊独自の呼称であり、
アメリカ海軍においては「クリアデッキランディング」と呼称する。
アンテザードランディング:着艦拘束装置を使用する。航空機下部の突起部を着艦拘束装置で挟み込み、
機体を係止する。
もっとも使用頻度の高い着艦方法。格納庫への搬出入は、
着艦拘束装置を使用する。本着艦方式の名称である「アンテザードランディング」は海上自衛隊独自の呼称であり、アメリカ海軍においては「テザードランディング」と呼称する。
テザードランディング:着艦拘束装置を使用する。ホールダウンランディングともいう。航空機下部に護衛艦からのRA(リカバリーアシスト)ケーブルを取り付け、護衛艦側のウインチによって強制的に機体を引き降ろすことにより着艦させる。悪天候時の着艦方法である。着艦後は、着艦拘束装置で航空機下部の突起部を挟み込み、機体を係止する。格納庫への搬出入は、着艦拘束装置を使用する。本着艦方式の名称である「テザードランディング」は海上自衛隊独自の呼称であり、
アメリカ海軍においては「リカバリーアシストランディング」と呼称する。
海上を超低空で飛行するため、「SH-60Jの整備員は塩害との戦い」といわれる。
飛行終了後は必
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