ヘリコプター解説(日本編)2
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が国産開発した。試作機XSH-60Jの1号機は1987年(昭和62)8月31日にアメリカで初飛行し、2号機までが輸入された。
3号機からは三菱重工業によるライセンス生産が開始され、
1991年(平成3)8月から各部隊に配備され、2005年までに108機が配備された。
1機あたりの製造価格は約50億円で、機体寿命は約6000飛行時間といわれる。1998年から2001年にかけて製造契約された32機は陸上基地配備用であり、艦載用の機体に次の装備品を追加装備している。・赤外線監視装置(FLIR)・不審船対策としてミサイル警報装置(AAR-60)及びチャフ/フレア投射装置(AN/ALE-47(PJ))・GPS航法装置(MAGR)
また、8271号機以降からソノブイ投射器及びソノブイ処理関連の装備品を取り降ろし、電子機器搭載ラックを左舷側に集中させてキャビン空間を広げた機体も数機存在する。そのうち8285号機以降の機体は航続距離増大のため、アメリカ海軍のSH-60Fと同様に左舷ウェポンパイロンに機外燃料タンクを1個搭載可能となっている。
SH-60Jは護衛艦に搭載され、空飛ぶCIC(戦闘指揮所)として各種戦術を実施する。主な任務は1.対潜水艦戦。2.水平線外索敵。副次任務として、機関銃を搭載してのガンシップから捜索救難まで、多様な任務を持つ。
1.捜索救難 SAR:サーチアンドレスキュー
2.人員物資輸送 VERTREP:バートレップ(バーチカルリプレッシュメント)
3.空中消火
4.通信中継 COMREL:コムリレー(コミュニケーションリレー)
5.写真/ビデオ撮影と画像/映像転送
6.不審船対処
7.特別警備隊の強襲降下
8.EODによる機雷除去。
乗員はパイロット2名と、レーダーやソナーを操作するセンサーマン(兼降下救助員)と呼ばれる航空士1名で運用される。
護衛艦の戦闘システムの一部であるため、CIC(戦闘指揮所)とSH-60Jはデータリンクを通じて任務を遂行する。データリンクによって、SH-60Jのレーダー画像、ソノブイ信号などを護衛艦に伝送して、SH-60Jのレーダー画像を護衛艦でも直接見ることができる。すなわち、SH-60Jは、護衛艦から発進した時点で空飛ぶレーダーサイトとなり、護衛艦周辺の艦艇や航空機、
近接する敵ミサイルを探知する。また、
レーダー画像の調整は護衛艦からも行なえる。
護衛艦の哨戒長は、
SH-60Jに捜索パターンなどの作戦行動を指示して、自艦の索敵能力を飛躍的に向上させることができる。対艦索敵任務を受け持つSH-60Jは、
強力な索敵手段であることから「エアボーンパンサー(大空を翔る豹)」と呼ばれる。ESM逆探知装置も有力な索敵手段であり、敵性電波を傍受した
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