ヘリコプター解説(日本編)2
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、MWSと連動する自動・半自動モードのほか、手動による射出も行う。
着艦誘導支援装置(SLAS)は、搭載艦に自動で着陸進入できる、世界で初めて実用化されたシステムである。ディファレンシャルGPSの位置情報によって搭載艦から60ヤード付近まで自動案内、着艦までは赤外線とレーザーによって自動誘導される。この装備によって、夜間や悪天候時における操縦士負担を大幅に軽減できる。
機器類の精度・性能向上によって、任務遂行能力は格別に良くなっている。武器搭載量が増加し、
突発的な事態にも柔軟に対応することが可能である上、防御システムによって生残性も向上し、より実践的な機体となった。また、拡大した機内空間によって輸送や救難など様々な任務が行える。任務の多様化に対応して、SH-60Jではセンサーマンが1名配置であったのに対し、SH-60Kでは常時2名配置と増員された。
また、SH-60Kのセンサーマンは、降下救助員を兼務している。災害派遣などで使用する場合は、機上救護員の搭乗も計画されている。近年重要性が高まる哨戒任務においては、GPS対応電子海図表示装置、自動船舶識別装置(AIS)、AN/ASR-3ソノブイ自動位置表示装置、ビデオ映像転送装置、LLLTV(低光量テレビジョン)などの追加装備が求められている。
{対潜戦}敵潜水艦をソナーやソノブイで検出した情報を機上で処理すると共に、搭載艦や僚機との戦術データ・リンクによって情報を共有する。SH-60Jよりも大量の情報を迅速に交換することができ、高性能化した現代の潜水艦に対抗する。時に応じて魚雷や対潜爆弾で攻撃するなど直接対処を行う。
{対水上戦}敵艦船を探知・識別し、
データ・リンクによって搭載艦へ情報を伝達すると共に、
味方艦船による艦対艦ミサイル(SSM)攻撃の支援を行う。
これまでは情報収集や行動の監視のみが任務であったが、
敵が小型艦船の場合は、時に応じてヘルファイアIIや短魚雷、対潜爆弾で攻撃・警告するなど直接対処を行う。
{警戒・監視}ISARやFLIRにより、不審船など対水上目標に対する識別能力や暗視能力が向上した。
携帯対空ミサイルなど突発的な攻撃を受けた場合も、防御システムによって自動的に回避でき、時に応じてヘルファイアIIや機銃による攻撃、対潜爆弾による警告を行うなど直接対処する。
{輸送・救難}積載量を拡大した為、
物資や人員の輸送能力が格段に向上した。事故や災害あるいは有事の際には、
画像伝送機能を使用し、リアルタイムで画像を提供することができる。救難任務にあっては、降下救助員を降下遊泳させて、ウインチで収容する効率的な救難作業が可能である。
「MH-53E」(24機)
用途:大型輸送
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