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ゲート 代行者かく戦えり
ヘリコプター解説(日本編)2
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ンローターのハブ構造も改良が加えられ、8本ボルト固定式から2本のシェアボルト固定式となり、ブレード交換時の作業効率が格段に向上している。


先進戦術情報処理表示装置(AHCDS)は、
SH-60JのHCDSが有する探知情報表示機能に加え、知識データベース(人工知能)技術を使用した戦術判断支援機能が追加されたもので、敵潜水艦の行動に対し、
最も効果的な捜索計画を自動的に提供する。


また、地図表示機能や、GPSと飛行制御基準装置を組み合わせた複合航法システムが組み込まれており、パイロットの負担が大幅に軽減される。さらに、編隊内での戦術情報の自動で行う僚機間情報交換機能が付与され、
自機が潜水艦を探知してから僚機が捜索海域に到着するまでの時間が短縮され、
より高速化した現代の潜水艦に対抗する能力が向上した。


SH-60Kの高性能ディッピングソナーは、
発振周波数を低周波とすることにより、
吸音素材を使用して無反響化した現在の潜水艦に対抗、探知距離も延伸した。
海上自衛隊のSH-60Jが使用しているHQS-103に対しHQS-104に変更されている。このシステムは機上搭載が前提となっているゆえ、
小型化と低周波発振という相反する要求を満たす為、送受波機は折りたたみ式を採用した。


また、従来のヘリはソノブイの情報を中継するだけで戦術データ・リンクによって搭載艦上で解析を行っていたため、
搭載艦とヘリの位置によってはデータリンクが断絶して連続した目標探知を行えなくなることがあったが、新たにソノブイ機上解析能力が追加されており、データリンクが途絶した際も自機のみで継続して追尾が可能となった。攻撃精度の向上にも貢献できる。


捜索装置には、従来のレーダー、ソノブイ、磁気探査装置(MAD)、電子戦支援装置(ESM)に加え、
赤外線探知装置(FLIR)、逆合成開口レーダー(ISAR)が追加された。ISARは、目標に反射したレーダー波のドップラーシフトを解析し、
目標の映像化を可能としたレーダーである。これらを組み合わせることにより、
捜索・識別能力、
監視能力が格段に向上した。取得した情報は従来からデーターリンクによって搭載艦や僚機に伝送されているが、新たに画像伝送機能を追加し、詳細な情報提供が可能である。


敵のミサイル攻撃からの生残性を高める為、ミサイル警報装置(MWS)とチャフ/フレア・ディスペンサー(CMD)を組み合わせた自機防御システムを装備した。
MWSは機体の前後左右に設置された紫外線光学パッシブ式センサーによってミサイルを感知し、到来方向を検出、操縦士へ警告する。また、CMDと連動することにより、自動的にチャフやフレアを放出して機体を防衛する。
CMDは機体尾部両舷に3基設置され
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