プロローグ
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の人見つからなくて俺に押し付けたやつですよね。そうですよね?」
「な、なんのことだかわからないじゃん」
黄泉川先生はつい、と視線をおれから逸らし、ヒューヒューと口笛を吹く(かすれすぎてもはや口笛じゃない)。確信犯だな.....こいつ。
「とりあえず、お前はここでしばらく働くことになったじゃん!これについて、異論 、抗議、反論、その他もろもろは一切受け付けないじゃん。その腐った性根をここで叩き直してもらうじゃん」
「横暴だ...」
「じゃあ後は任せるじゃん。さっきも言ってたけど、こいつの腐りに腐った性根をここで叩き直してやってほしいじゃんそれじゃあ」
え?なに帰ろうとしてるんですかね?え?ぼっちの俺をこんなとこに置いてくんですか?ただでさえ女子しかいないのに、胃が死にますよ?破裂しますよ?え?おい....マジで行っちゃったよ...
バタン、とドアが閉まる音が室内に響き、シン、と静まり返る。
「えーと、とりあえず比企谷くんだったかな?」
「う、うす」
「私は固法よ。レベル3の透視能力です。よろしくね」
「白井黒子ですの。レベル4の空間移動ですわ。」
と、眼鏡、ツインテール、花飾りと自己紹介をして行った。え?俺?さっきしてたから別にいいだろ。
「それじゃあ早速仕事をしてもらおうかな。」
と、言われ出てきたのは書類の山だった。いや、机に下ろすときにドンなんていう効果音出るとか...
「お、おふぅ」
「それじゃあ私はパトロールに行ってきますわ。」
そう言い、白...しら...白子は空間移動を使ってパトロールしに出て行った。
そして、今日の仕事は書類の山を片付けて終わった。ちなみに終わったのは、完全下校時刻の5分前だった。
労働の尊さなんて学びたくねぇ.....
切実にそう思った。帰り道が辛い。
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