ヘリコプター解説(日本編)1
[9/20]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
64Dの採用が決定した。
採用決定の翌年である2002年(平成14年)度予算には2機分の予算が計上され、
2006年年度には陸上自衛隊への納入が開始されるなど配備は順調に進んだが、
冷戦終結後、年々縮小傾向にある防衛費の中では高価な戦闘ヘリを毎年数機しか調達できず単価が高騰したことや、アメリカでAH-64DブロックIIの生産が終了したことなどを理由に陸上自衛隊は2008年(平成20年)度予算で調達を打ち切った。このように数少ない貴重な攻撃ヘリなので、特地には派遣されていない。
「EC665J ティーガー」(72機/最終的には96機)
用途:対戦車・対地攻撃
分類:攻撃ヘリコプター
製造者:ユーロコプター
乗員:2名(前席:操縦士/後席:射撃手兼副操縦士)
全長:15.80m
全高:4.32m(テールローター含)
発動機:MTU/RR/チュルボメカ MTR390(958kW)ターボシャフトエンジン
実用上昇限度:3500m
最大速度:330km/h
航続距離:432nm(機内燃料)
武装:固定武装M230A1 30mm機関砲(1200発)
AGM-114 「ヘルファイア」対戦車ミサイル×16
BGM-71 TOW対戦車ミサイル×16
AIM-9サイドワインダー赤外線誘導空対空ミサイル×8
JM261ハイドラ70ロケット弾ポッド(ロケット弾19発入り)×2
ティーガーは、西ドイツ(当時)とフランスが開発し、ユーロコプター社が設計製造している最新型の攻撃ヘリコプターである。陸上自衛隊はEC665J ティーガーとして、AH-1S コブラの後継として採用している。1970年代にフランス陸軍と西ドイツ陸軍(当時)は、現有の軽攻撃ヘリコプター(フランスはSA341/SA342ガゼル、西ドイツはPAH-1)の後継機となる本格的な攻撃ヘリコプターの研究を行っていた。両国での要求性能や機体規模、
配備時期などが非常に似通っていたこともあり、1984年に共同開発の基本合意に達し、同年5月29日に両国政府が共同開発を承認した。
機体の開発・製造については、フランスのアエロスパシアル社(現EADS社)と西ドイツのMBB社が50:50で共同出資会社を設立することとなり、フランス・パリにユーロコプターGIE社を設立。1985年1月18日には西ドイツ・ミュンヘンに子会社のユーロコプターGmbH社を設立した。
この段階で両国は、
3タイプの配備を決定しており、フランス陸軍は航空支援型のHAPと対戦車攻撃型のHAC3G、西ドイツ陸軍はPAH-2とされ、HAPは75機を生産して1993年から、HAC3Gは140機を生産して1996年か
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ