暁 〜小説投稿サイト〜
ゲート 代行者かく戦えり
ヘリコプター解説(日本編)1
[5/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
も可能である。


操縦席周辺にはボロン・カーバイド製の装甲板が装着され、
強化構造のフレームが乗員を保護するよう設計されている。
前席と後席の間には破片や爆風を遮る透明なブラスト・シールドが設置され、
被弾した際に二名の乗員が同時に負傷する事を防止している。操縦系統は油圧式だが、被弾を考慮し電気式操縦系統も設けられている。墜落時に乗員を守るため、座席にもセラミック製装甲が取り付けられ、着陸脚や機関砲、胴体下部は墜落時の衝撃を吸収する構造となっている。


エンジンやトランスミッションなどには、構造材として7049アルミ合金製の装甲板が使用され、対弾性を高めている。
7049アルミニウム合金は機体の桁材、
外皮にも使用されており、構造自体へのダメージを軽減し、
容易に修復可能なものとなっている。
メインローターにはステンレス鋼と複合材が用いられ、23mm砲弾が直撃しても最低30分間飛行が可能な
設計となっており、メイントランスミッションは被弾によって潤滑油が全て損失しても、30分は作動する設計である。


燃料タンクは自己漏洩防止式(セルフ・シーリング方式)を採用しており、30mm機関砲の弾倉の前後に容量が587Lと833Lのものが配置される。燃料を消費してタンク内に隙間ができた際、その空間に引火性の混合気が充満することを避けるため、AH-64には自動的に窒素ガスを注入する装置が備えられている。エンジン排気口には、排気に周囲の常温空気を混入させて温度を下げる赤外線サプレッサーが装備されている。
これはブラック・ホールと通称され、
赤外線誘導方式の対空ミサイルの回避に有効とされる。


AH-64は最前線で活動できるように計画され、夜間の作戦や悪天候時にも対応できるよう考慮された設計であり、機首部の先端のターレットに装備された、AN/ASQ-170目標捕捉・指示照準装置(TADS)と操縦士用の暗視装置であるAN/AAQ-11パイロット暗視センサー(PNVS)を中心に構成された火器管制システム(FCS)を備えるほか、ハニウェル社製のIHADSS(統合化ヘルメット・表示標準システム)を備えている。


IHADSSは操縦士と副操縦士兼射撃手のヘルメットに飛行情報を右眼前に装着された片眼鏡の円形レンズのディスプレイに表示するものであり、戦闘機のヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)の同様の機能をもつシステムである。4つの異なるモードの表示機能を持っており、 後述する高度・方位・速度などの飛行データのほかに、目標ロックやTADSとPNVSの情報を表示することも可能である。


TADSは前席に搭乗する副操縦士兼射撃手用の機器で、機首部の先端のターレット下部に装備されており、TADSの左側には目視光学標準器(DVO
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ