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ゲート 代行者かく戦えり
ヘリコプター解説(日本編)1
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リ波レーダー搭載型をAH-64D、ミリ波レーダー非搭載型をAH-64Cと呼称した。


1990年12月からAH-64C/Dへの改修作業が開始され、ヘルファイア対戦車ミサイルの開発に間に合わせるために当初の51ヶ月から延長して70ヶ月の全規模開発プログラムがスタートした。1993年末にはAH-64Cの呼称が廃止され、ミリ波レーダー搭載の如何に関わらず、改修機全機をAH-64D アパッチ・ロングボウと呼称することが決定された。


AH-64DのコックピットはAH-64Aから完全に一新され、マンプリント型と呼ばれる。前後席には従来の計器類に代わって15×15cmの単色CRT表示装置を2基装備し、
乗員のワークロードは大幅に減少した。
CRT表示装置には、
基本飛行情報のほか、戦術状況表示、
エンジンやシステム状況表示、兵装状況表示、レーダー情報表示などを乗員の選択により行うことができ、2基のCRT表示装置には完全な互換性がある。


また、戦闘管理/連携攻撃/状況認識能力が改善されており、
サイメトリクス・インダストリーズ製改良型データ・モデム(IDM)を装備する。
このモデムは、毎秒16KBという高速データ転送機能を有しており、行動中の地上部隊、あるいは他の作戦ヘリコプター、火力チーム、E-8 J-STARSなどと各種データのやりとりを行う。


これによって、AH-64Dは各種のC4Iシステムに参加することが可能である。
本来AH-64DのIDMで転送できるデータとしては、座標データ、FCR目標データ、戦闘損害評価(BDA)、
射撃ゾーンなどで、こうした情報のやりとりは運用の互換性、デジタル通信、4チャンネル運用、耐妨害性、秘匿性、各種無線機、戦術火力指揮システムの使用といった特徴を有する。


AN/APG-78ロングボウ・レーダーは、35GHzというミリメートル波(Kaバンド)を使ったレーダーで、
目標の発見や捕捉/照準に加えて低迎撃可能性(LPI)を有するように設計されている。レーダー自体は、AH-64Dの主ローター・マスト頂部の円盤形ドームに収められていて、空対空モードでは360度の捜索能力を有し、1回の360度全周走査は30秒以内で行われる。
また、空対地モードでは、一つの走査セクター(区域)は90度で、それを3セクター有し、機体前方270度の範囲内で走査する。この他、地形プロファイリング機能も有する。


メインローターは先端に後退角の付いた4枚で、ステンレス・スチールと複合材を多用している。テールローターも同じく4枚で、騒音低減のために交差角60°でX字型に重ねた特殊な形態をしている。胴体に取り付けられたスタブウイングには前縁フラップが設けられており、輸送機への積み込みを考慮して取り外し
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