ヘリコプター解説(日本編)1
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また、近年の海外派遣任務の増加に伴い、JA型にEAPS(遠心力を用いたエンジンの防塵装置)、自己防御装置(チャフ・フレアディスペンサーおよびミサイル警報装置)、京セラとイスラエルメーカープラサン共同開発の特殊防弾板、衛星電話などを追加したタイプの機体が登場している。これらの機体は後部ランプドア、
および前方のキャビンドアと非常脱出ドアに12.7mm重機関銃M2、または5.56mm機関銃MINIMIを搭載することが可能となっている。また、エンジンについてはFADEC搭載型の強化エンジンであるT55-K-712Aエンジンへ逐次改修され始めている。
航空自衛隊ではCH-47Jを昭和59年から調達を開始してから長期間にわたって少数ずつ20機以上調達された。航空救難団ヘリコプター空輸隊(三沢・入間・春日・那覇)に配備され、平時には主にレーダーサイトへの物資補給に使われ、
非常時には救難ヘリとして要救助者の救助や被災地への物資輸送の要となる。
陸上自衛隊機と異なる装備としては、
後脚部の姿勢制御装置と救助用のホイストが挙げられる。
後脚の姿勢制御装置は、パレット化した貨物の積み下ろしの際に後脚の高さを調節することにより、ロードマスターの負担を軽減するものになっている。
平成11年度以降の取得機については、
大型燃料タンク、
気象レーダー、地図表示装置、2重化慣性航法装置(GPS内蔵)、
床レベリング装置などを装備したJA型に準じた機体とっており、CH-47J(LR)となっている。J型については既に全機用途廃止となっており、
現在はLRタイプのみを保有。航空自衛隊の機体もエンジンをFADEC化したT55-K-712Aエンジンへと改修を開始している。航続距離は約7トンの貨物を搭載し燃料満載状態で約750km。搭乗人員数は5人(操縦士2名、
機上整備員1名、空中輸送員2名)+55名。
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